このコースは尾根上の4つのポコを、登っては少し下り、また登っては下り・・・そんな繰り返しで高度を上げて行く。それほどキツイ登りも無さそうだが、焦って登ると「まだか〜〜〜、また下りか〜〜〜まだ登るのか〜」と言うパターンになってしまうかもしれない。そんなアップダウンの続くコースである。 |
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標高約600mの手前から登山道は残雪に覆われだした。ズボッと埋まる、、、ワッセと足を持ち上げて登って行く。尾根上の登山道ではあるが、すぐ横に作業道跡らしきものが多くあり、段々とハッキリしなくなって来る。なるべく尾根に忠実に進みながらも、残雪の状況などを見ながらポコを巻いて登って行ったりもする。登山口から既に1時間半経とうとしていた。「先頭変わるよ」おばさんは私の言葉に時々頷く、しかしまたすぐに先頭に立つ。結構ハードな山行になってきた。 |
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757mポコに向かって登り始めた。一段と傾斜が増してきて俯き加減に登って行く、ズボッ!!!足一本が完璧に埋まってしまう、、、雪面に腰掛けるようにして足を抜き、そっと立ちあがって次の一歩を踏み出す。始めは少し柔らかく、そして埋まらないとわかった時点で体重を乗せる。結構タイミングが難しい〜〜〜けど段々と面倒になり、ドシドシと進んではまたズボッと埋まる・・・ |
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木々の間からは尖った山容が見え隠れしていた。「あれは、、、カムエクじゃないか〜〜〜」「あっ、こっちから見えてるよっ」何度も何度も同じ言葉が繰り返される。自然と足並みも速くなってきた。この先にはどんな光景が待っているのか、、、山に登っていて一番ワクワクする瞬間である。 |
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