風がほとんど無い山頂で軽食をとりながらジッと見つめていた。雲が徐々に途切れてきてついにはトムラウシ山が顔を出した。「ほら、あの稜線が去年歩いたところだよっ、、、そしてトムラウシ山まで行ったんだからね〜〜〜凄いよね」等と自分達の足を褒め称える。 |
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12時ちょうど、私達は下山を開始した。ちょっと名残惜しかったけれど、時間的な余裕を考えるともう限度なのかもしれないと思ったからだ。西峰の斜面の彼方にはニペソツ山、西クマネシリ岳などが見えている。被写体としてはちょっと遠いのだがズームで撮影してみた。 |
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ベベツ岳への苦しい登りが始まる、疲れた体に鞭打つように登って行く。やっと登りきると爽やかな風が吹いていた。あたりにはトンボの大群である、、、風に流されるように飛んで行く、、、私達はそんなトンボの群れの中を泳ぐようにして歩いて行く、、、楽しい〜〜〜 |
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石垣山の岩れき斜面を下り、標識に誘われるようにキャンプ指定地へと続く踏み跡に向かう。緑の草原がことさら美しく、一張の青いテントと避難小屋が優しくむかえてくれる感覚に包まれた。 |
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しかし、ここからが大変長かったのである。特に天然庭園から登山口まで、視界の無い登山道を黙々と進んで行くのだ。疲れはもうピークに達している、、、「まだだよなぁ〜〜〜」「あとどのくらいかしら・・・」虚しい言葉が続く。と、おばさんが突然「ツルリンドウの花が咲いているのは無いかしら」と探し出した。こんな時に別に探さなくても、、、と思うのだが、まあ探したいと言うのから探せば〜〜〜 |
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コースタイム(含休憩時間) |
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