水無川源頭部〜美瑛富士避難小屋〜石垣山

やがて水無川の源頭部に出る、もうその華やかな時季が終わっているとは言え、お花畑には咲き終わったチングルマの果穂やミヤマリンドウ、そして群れをなすように咲くタカネトウウチソウ、イワギキョウ!緑の斜面に白い斑点を散りばめるように咲くウメバチソウ、登り始めてからやっと花の写真を撮る!おばさんもうれしそうだ。

水無川源頭部
水無川源頭部へ

イワギキョウ
イワギキョウ

タカネトウウチソウ
タカネトウウチソウ

ウメバチソウ
ウメバチソウ

上空には少し雲が浮かび始めた、、、「そ、そ、それは無いぜ!」ちょっと不安な気持ちを抱きながら無口に登って行く。登山口を出発してから2時間40分ほど、やっと避難小屋が見えて来た。

「やれやれ!」そう呟きながらザックを置く。小屋の前で小休止、もちろん小屋には誰もいない。5年前にテントを張った地点を見つめながら楽しかった、苦しかった山行を思い出す。「あの頃はねぇ〜〜〜若かったからなぁ」5年一昔と言ったところだろうか〜〜〜このトシになると時の経過が加速して行くのだ、悲しい現実でもあるのだ!

避難小屋へ
避難小屋が見えてきた

「ヨシ、行こうか」私達は縦走路の分岐に向かって歩き始めた。ほどなく分岐標識を見て石垣山へと向かう。と、途中で「避難小屋へ」との標識を見つけた。「えっ、こっちからも来れたんだっけ?」良く見ると踏み跡が真っ直ぐに避難小屋隣のキャンプ指定地へと続いていた。

石垣山への登りが始まった。岩れき斜面は歩きずらい、しかしそれよりも登山道は不鮮明である。岩に塗られた目印のペンキはすっかり薄くなっていて見逃してしまいそうだ。視界がきく時にはさほど問題は無いが、ガスに巻かれた時には注意が必要だろう。
「ピチッ!ピチッ」ナキウサギの声が響き渡る、そのたびに「近いぞ!」と小声で口ずさみながら周囲を見まわすのだが、、、その姿は見当たらない。振返ると美瑛岳と美瑛富士が大きく、美しくどっしりと広がっていた。

分岐に向かう
縦走路分岐へと向かう

石垣山への登り
石垣山への登り

美瑛岳と美瑛富士
美瑛岳(左)と美瑛富士

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