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草付きの急斜面、辛い登りではあるがその代償は、グングンと広がる展望と周囲に咲く花々だった。マメ科の花が好きなyamazさんには是非ともムラサキモメンヅルを見て欲しかった。「あっ、これは・・・」と指差す先の紫・・・ヒロハクサフジ〜〜〜「マメ科の花だけど・・・」、そんな先にはさらにマメ科の「イワオウギ」。

写真撮影に余念が無いkomaさんとおばさんは、遅れてゆっくりと登って来る。眼下の深い沢と彼方に広がって来る山々が美しかった。
どんどん高度が上がり
高度が上がるにつれて広がる展望

イワオウギ
イワオウギ

ヒロハクサフジ
ヒロハクサフジ

8時25分、標高810m地点に到着!私の予感が当ったのか〜雲海は消え去り上空には青空が感じられるようになって来た。「この程度なら心地良いんだけどね」akamさんが担いできたトマトをご馳走になりながら呟く。

ミネラル飲料で喉を潤しながら前方を見る、立ちはだかるピークに圧倒される。1109mピーク、それは美しいのだがこれから登る対象として見る時には、、、かなりの決断を要するものだ。「あの下までどのくらい〜40分、いやもうちょっとかかる?」そのピークの下には豆粒のように登って行く人達が見えていた。

「それじゃ、先に行くからね」komaさんとおばさんに声をかけて、私はyamazさん、akamさん、koyaさんと4人で1109mピークに向かって歩き始めた。一旦少し下り、そして登って行く。高度が上がった地点で振り返って見た。

1109m
1109mピークが立ちはだかる

810mピーク
810m地点に立つ二人(ズームで)

花々が斜面を彩る・・・チシマフウロがちょうど旬、濃いブルーの花が咲き揃う。「あっ、ありましたよ〜ムラサキモメンヅル」私はうれしくなって大声をあげていた。yamazさんに見て欲しかった花が咲いていた。まずは一枚、いやもう一枚カメラにおさめ、何となくホッとしてyamazさんにバトンタッチ!

カノコソウ、豪華なテガタチドリ、もう少しで咲き揃うだろうヒメエゾネギ、、、イブキトラノオやチシマキンレイカ、アポイカラマツ・・・次から次へと花々の競演が始まった。

チシマフウロ
チシマフウロ

ムラサキモメン
ムラサキモメンヅル

カノコソウ
カノコソウ

テガタチドリ
テガタチドリ

ヒメエゾネギ
ヒメエゾネギ

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