「2週間前は粉雪だったんですけどねぇ」単独の男性はそう言いながらひと足先に下りて行った。「そうなんだよねぇ〜〜〜今日の雪質は硬いから、、、下山はちょっと苦労するかもしれないね」、記念写真を撮りホットコーヒーを飲み干し、広がる光景に目をやる。 |
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天候の急変は無さそうだったが、帰路の滑りを考えて早めに下山を開始した、11時20分。しっかりと下山ルートにコンパスを合わせる。山頂下の広い台地はシールをつけたままで下りる、カリカリカリ、、、 |
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山頂下台地から少し下る地点の手前でシールをはずした。「おおおっ、、、あわわっっ、、、」表面が硬いモナカ状の雪にスキーがひっかかる、、、とても操作出来る状況では無い、、、かと言って真っ直ぐに滑るととてつもないようなスピードが出る。思わず転びそうになりながら堪える。「こりゃあ駄目だなっ、斜滑降キックターンで降りるしかないよ」。時間は十分にある、クラスト気味の斜面は横滑りの多用で下ることが出来る、慎重にユックリと高度を下げた。 |
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GPSトラック |
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