大きな岩峰の基部に辿りついた。「ここまでにしようか〜」このままのペースで行けば吊り尾根を突破することは可能だろうが、さすがにピストンするだけの余裕は無かったし、これからいよいよ最後の核心部になることだろうから〜〜〜それは次回の楽しみにとっておくことにして! ちょっと早めの昼食をとって、11時40分帰路へと着く〜〜〜と言っても次はニセイカウシュッペ山の山頂を目指して行く。標高差100m強の登りが待ちかまえていた。下りでは回りこんだ大雪渓をトラバースすることにした。登山道?(踏み跡)はこの雪の下に隠れている。 「慎重にな!」おばさんに声をかけた。足元の雪はちょうど良い柔らかさ?でステップの確保には問題無い。しかし右足下がりで続く登りはそれなりの緊張を強いられた。転倒はさけなければ、、、「もう少しだ!」さすがに最後は足元に力が入らなくなってきてちょっと一呼吸おいた。おばさんはもう雪渓を抜けている。 |
山頂手前のピークに向かって |
標高差100m強の登りが待ち構える |
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雪渓を抜けて急な笹斜面を登り切り、ニセイカウシュッペ山へと向かってまた雪渓を下って行く。夏道に出る、下山して行く人達とすれ違った、「こんにちは〜〜」ほっとしながら声を交わした。12時20分山頂へ立った。 いつもなら〜さあ、大展望だぞっと写真を撮りまくるのだが、、、さすがに今回は山頂標識を写すだけにとどめた、もう十分に展望を確認〜いや楽しんでいたのだから・・・ |
雪渓を下ると夏路登山道は近い |
山頂へ向かう |
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12時45分下山開始、アンギラスを横目にキバナシャクナゲの咲く登山道を降りて行く。大槍を過ぎて見晴らし台まで休まずに一気に〜〜〜もう一度表大雪の山々を見つめた、美しい〜〜〜。今年の大雪山行は恵まれる予感がした、、、しかしそんな甘い私の予感などは、簡単に吹き飛ばされてしまうのかもしれない。「まぁそんな事かもしれないな」私はそう思いながら冷たいミネラル飲料を飲み干した。 |
アンギラスを横目に下山 |
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コースタイム(含休憩時間) 登山口 07:00 見晴し台 08:35−08:50 大槍基部 09:25-09:35 アンギラス手前 10:50-11:40 ニセイカウシュッペ山 12:20-12:45 見晴し台 13:25-13:35 登山口 14:25 |
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