時に登山道はスッパリと切れ落ちた崖の淵を通る。kusaさんとおばさんが立ち止まり見下ろしていた。「そ、そ、そんな所で止まらなくても、、、」私はそう思いながら近づいた。見るとハクサンイチゲがその絶壁に群落をなして咲いていて、、、その下には雪渓が続いているわけであり、、、恐る恐るファインダーを覗く〜 |
bbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbb足元から切れ落ちた崖を見下ろす |
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山頂部の東壁が目の前に迫っていた。北斜面をトラバースして進むコースが見えている。「あれだよね、あそこを行って稜線に出ればもう山頂だよ」、くっきり見えている山頂部に何となくワクワクしながら、最後のひと踏ん張りとなった。 |
切れ落ちる東壁と山頂方面(右側の岩場に登山道が見える) |
北斜面をトラバースして行く。「ピチッ!!ピチッ!!」ナキウサギの声がこだまする。「ほらそこそこ、あ〜〜〜」kusaさんとおばさんの目の前をナキウサギが通り過ぎたらしい。 |
bbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbbb山頂手前の岩場、北斜面のトラバース |
しかし何と言うことなのか、、、西へ伸びる稜線上に出ると、フーーーッとガスが広がり、それはみるみるうちに辺りを覆い尽くし、あっと言う間に展望が遮られてしまったのである。「まあ、こんな事もあるって〜〜〜今日は花見だからさ、、、」私達はちょっと俯き加減に山頂へと歩を進めた。 |
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午前10時、ニペソツ山の山頂に立った、登山口から約6時間が経過していた。ガスが立ちこめ視界が悪いものの、幸いなことに風はほとんど無い。ただ山頂付近にはたくさんの虫が飛び交っていた。記念写真を撮りすぐに少し南側へ寄って休憩する。ほっとしながら食べるおにぎり、パンや冷えたゼリー、、、あらら虫が〜〜〜 |
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