一段と輝く白き山々をズームしてみる、、、白水岳、冷水岳、そして一段と白く遊楽部岳がひとかたまりの大きな山塊となって聳える。右隣には雄鉾岳だろうか、、、そして南へ目を転じると、七ッ岳と大千軒岳が、、、もちろんこれから進む笹山が途中に二つのポコをおいて、遠く感じさせながら見えていた。

９時４０分、元山山頂を後にした。目指す笹山を見ながら元山のコルに向かって下りて行く。分岐をそのまま直進して最初の５３０ポコへの登りとなった。標高差は１００ｍほどなのだが、今回のコースでは一番急な斜面であった。登山道脇にはトラロープが張られている所もある。

元山を後に

５３０ｍポコへの急な登り

汗を拭いながらやっと登りきると前方には５６７ｍポコと笹山が見えて来る。残雪の斜面をどんどんと下る。登山道が雪で隠れていてハッキリしなくなったが、方向を定めて進んで行くと踏み跡を見つけた。

前方に５６７ｍポコ

残雪に覆われた広い斜面を下る

コルからはカタクリやキクザキイチゲ、エゾエンゴサク等の花々を楽しみながら登り、、、５６７ｍポコに立って前方の笹山山頂へと続く刈分け道を見て唖然として佇むのだ。もう一度コルへ下りてあの斜面を登ることになるのだから・・・

途中で数名の男女のグループに出会った。「こんにちは〜〜〜良い天気ですねぇ」挨拶を交わしながらも話題は花となり、、、テングスミレ（ナガハシスミレ）となり、、、「今年はまだ咲いてないですね、去年の今ごろは満開だったんだけど・・・」。そんな言葉にちょっとがっかりしながら笹山へと続く急斜面を登った。振り返ると歩いて来た元山から続く山並みが一段と美しい！