さて、その岩陰を目指して登って行く、真っ白な斜面が迫り〜ほぼ直線的に先頭を登って行くkoyaさん、おばさんが続き、ノンキーさんが続き〜〜〜息をきらして私も続く。やがてどんどんと傾斜が増して来る、koyaさんが大きくターンして消えた。「もう少しだぞっ」そう言い聞かせながら登って大休止! |
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前方にはまだ急斜面が待っていた。北側には雪庇が大きく張り出していた、南側は急斜面で落ちこんでいる。トラバースするのはちょっと怖い〜〜〜先頭で登って行った、時々雪庇の下を覗きこむ、強風の時にはちょっと注意が必要な箇所かもしれない。登り切ると大きく波打つ吹き溜まり〜koyaさんと交代〜〜〜 |
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風は益々強くなって来た、所々アイスバーンの箇所が〜〜〜エッジはきかない〜〜〜慎重に通り過ぎる。無言のまま先頭を行くkoyaさんに続く。振り返って足元を見ると私達のトレースはかき消されそうになっていた。このままもっと視界が悪くなったら厳しい山行となるに違い無い!夏道ルートは遮るものの無い稜線歩きだ、視界の悪い時や強風が吹き荒れる時には無理は絶対禁物である。 |
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一瞬青空が広がる、強風で雪が飛び交う〜〜〜もう山頂は近い、「やっと山頂だなっ」思っていたよりも早く着きそうだった。山頂部の大きな岩塊が浮かび上がった。それはまるでひとつ目の白い妖怪のようにも見える。ためらうことなくそれに向かって進んで行く・・・ |
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