固定ロープは続いていた、「ロープは補助です」と書かれている。そう、あくまでも補助なのだ、、、しかし滑り易い急な斜面でのロープはありがたい。高度感を十分に感じる登りである、補助ロープを意識しながら慎重に登って行った。 この急斜面を登りきると、なだらかな笹の刈り分け路を少し進み黒松内岳山頂である、10時40分。登山口から迂回路を経由して1時間25分であった。 |
最後の急斜面を登る |
|
遠く羊蹄山や昆布岳が霞んで見えている。大平山は長万部岳から見た時よりも一段と近くにクッキリと見えていた。ゆっくりと軽食を楽しみながら下山後のブナ林散歩に話しがうつった。ナッキーさんの提案でブナ林を散策した後は歌才自然の家のレストランで食事をしようと言うことになった。紅葉とおいし食事付きなら言うこと無しである。 |
遠く羊蹄山や昆布岳が霞む |
|
11時10分、下山を開始した。眼下に美しい紅葉の輝きを見ながら急斜面を下りて行く、やはり私は少し離れて・・・と、一人の女性がニコニコしながら登って来た。 「こんにちは〜〜〜」挨拶を交わす。「大平山は見えていましたか?」「はい、くっきりでしたよ」そう答える私に「迂回路を通ってきました?」「はい素晴らしかったです」 「私は地元なんですけど山岳会の人達等と開削したりこのロープを張ったりしたんですよ、危ないですからね」、「そうでしたか〜〜〜本当に助かりました、ありがとうございました」「それじゃお気をつけて・・・」 そんな言葉を交わして、何となく晴れ晴れとした感謝の気持ちを抱きながら下りて行く。山頂から約50分で登山口へ下り立った。周囲の紅葉は陽射しをうけて一段と輝いていた。早速装備を解いて車に乗り込んだ。歌才のブナ林へと向かったのである。 私達は山で見たブナ林の紅葉とはまたひと味違った、しっとりと落ち着いた彩りを見る事が出来たのだった。ナッキーさん、案内ありがとうございました。 |
|
|
登山口 09:15 迂回路(ブナ林コース)を経て 迂回路出口 09:35 山頂 10:40-11:10 登山口 12:00 |
|
|
|