ロープ場をクリアしてほっとしながら登って行く。汗が滴り落ちる、残雪を手で掘って下の方の雪を口に頬張る〜〜〜おいしい、、、。見上げると木々の間から青空が見えて来た、おばさんは一気に登って行く「着いたよぅ!!!」11時38分、ついに神威岳の山頂に立った。
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写真提供:koyaさん
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グルリと周囲を見渡す。「わぁ〜〜〜こんなに見えるんだぁ」おばさんは叫んだ。「本当だね、木々に遮られて展望が効かないと思っていたけど・・・」。
すぐ隣の烏帽子岳や無意根山方面は木々の間に望まれる程度であるが、何と言っても目の前に大きく聳える百松沢山南峰がうれしい。その奥には手稲山も見えている。烏帽子岳の肩の奥には定山渓天狗岳と真っ白な余市岳が美しい!霞んではいたが、札幌岳がどっしりと佇み、藤野周辺の山々も墨絵のように浮かんでいる。「こう見ると八剣山って小さいよね!」koyaさんが言う、確かにここから見るとあの切り立つ岩塔がスリル満点の山と言う印象は無い。
「あっ、あれは札幌市街じゃない?藻岩山は??」「ほらあそこですよ」、すっきりとした展望の時にはもっと大きく視界が開けるに違いない。
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右に百松沢山南峰、奥にうっすらと手稲山
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手前に定山渓天狗岳、奥に余市岳
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霞む札幌岳をちょっとだけズーム
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藤野周辺の山々(一際尖った焼山と手前に小さく八剣山)をズーム
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凍らせたフルーツゼリーの冷たさがしみわたる。「うぅ〜〜〜うまいっすね」「そんな季節になったんだよね」、、、無風の山頂でゆったりとくつろぐ。「そう言えばあの山は、、、、あの花は、、、」そんな時の流れを忘れそうな、おだやかな会話が続く!
「やはり烏帽子岳はやめましょうよ」「そうですね、無理しないで〜夏山シーズンが始まったばかりだし・・・」12時38分、下山を開始した。もうコースの把握は出来ているので順調に下って行く。時々花々に目を移しながらシャッターを押す。クルマバソウの咲き始めを見つけて歓声をあげカメラを向ける。砥山ダム湖畔に咲く桜が新緑に包まれながら彩りを添えていた。
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砥山ダム湖
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コースタイム(含休憩時間)
林道ゲート 07:45 短絡路入口 08:08 林道合流 08:30 山道入口 08:55 710m 10:20 山頂 11:38-12:38 710m 13:18 山道入口 14:13 林道ゲート 15:18
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