大雪山花紀行を終えて

チシマクモマグサ、クモマユキノシタ、、、ちょっと下を噛みそうな名前の花が可愛らしい。ムカゴトラノオが咲き、、、リシリリンドウが濃い紫で咲き始めている。「あっ、これってチョウノスケソウでしょう」おばさんの指差す先には花の咲き終わったチョウノスケソウの雌しべが捻れて揺れている。これから羽毛状になるのだろう。

沢地形を登る

チシマクモマグサ
チシマクモマグサ

クモマユキノシタ
クモマユキノシタ

ムカゴトラノオ
ムカゴトラノオ

リシリリンドウ
リシリリンドウ

チョウノスケソウ
花後のチョウノスケソウ(雌しべが羽毛状になる前)

分岐からは小泉岳へと向かって行く。初夏には多くの花々を楽しめる稜線も、さすがに花は少ない。周囲は白いガスに包まれていた、もちろん遠望は効かない。黙々と歩き続ける、、、やがてふっとガスが途切れて小泉岳を過ぎる。「分岐からこんなにあったんだね」「長いよねぇ、、、」展望も無く花も少なければ単調な稜線歩きは予想外の長さを感じるものだ。

赤岳山頂は一段と静かだった。「こんなに静かで、、、花も沢山楽しめて、、、この時季も良いんだねぇ〜〜〜」「初夏とか秋に人気があるのがわかるよね、、、でも混むからねぇ」、そんな会話を交わしながらテルモスに入っている冷たい水を飲み干した。

小泉岳付近にて
小泉岳付近にて

完
花後のホソバウルップソウとクモイリンドウの群落をズームで

コースタイム(含休憩時間)

銀泉台 06:00  第一花園 06:35  コマクサ平 07:25  第四雪渓 08:20  赤岳 08:40-09:00  白雲岳避難小屋 10:00-11:00  白雲岳避難小屋分岐 11:20  赤岳 12:20-12:50  コマクサ平 13:25  第一花園 14:00  銀泉台 14:45

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