7時25分、コマクサ平へ〜〜〜もちろんもうコマクサはその輝きを失っていた。でもそれは「ここはコマクサ平よっ」と言いたげに懸命にその姿をとどめている。私はカメラを向けずに眺めていた。やがて第三雪渓へとなだらかに下って行く。 |
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登山道脇のお花畑には、一面に咲くコガネギクやエゾウサギギクの黄色にアザミの濃い紫が、、、ハクサンボウフウの白色にエゾヒメクワガタの紫が一段と鮮やかに浮き出る。ミヤマリンドウが咲き、イワギキョウが登山道脇に咲き並んでいる。「凄いわよねぇ〜〜〜この時季にこんなにお花が楽しめるなんて、、、」おばさんはうれしそうに微笑んでいた。 |
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第四雪渓の登りも、まだ旬のヨツバシオガマや、コガネギクの中に羽毛状のチングルマを見つけては立ち止まる。もうとにかく色々な構図の中に花を見て歩くのだから退屈はしないし、登りも苦しくは無い!やがて傾斜が緩んでくると赤岳は近い。この頃から周辺に雲が漂いはじめた。 |
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