標高約1100mを越えたあたりから右へ斜上すると、ついに目の前に大雪渓が現れたのです(9時00分)。
休憩しながら見つめるGOちゃんは、ニコッと微笑みながら、「まあ、ずーーっとこんな登りでしょうね」おっさんは力無く「そうだよねぇえ〜」おばさんは力強く「いよいよねっ」とつぶやいたのです。
さあ、さあ、いよいよ雪渓突入です。それは外輪山まで延々と続くわけであり、もう待ったなしのアタック開始だったのでしたぁぁぁぁぁ〜〜〜
重いリュックサックを担ぎ上げ、両手にはスキーのストック、1歩1歩足元を確認しながら登り始めました
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かなり先にスキーを担いで登る男性1名、そして後ろからはボードを担いで登る青年、その間におばさんを先頭にGOちゃん、おっさんと続きます。登るにつれ斜面は更に急になり、キックステップは事のほか慎重になり、、、、、、
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ステップを踏み外すと間違い無くズルーーーリと滑り落ちるわけで、、
ゆっくりと確実に進みました。見上げると外輪山が見えています、見えてはいるのですが、それはあくまでも高く、一向に近寄らず、、、、、汗がしたたり落ち、リュックサックの重みが肩に食い込み、、、、、バランスを崩すのが怖くて斜面へへばりつきそうになる体を、立てなおしては進み、立てなおしては進み、、、、
後ろを振り返る余裕が無くなり、、、、っく〜〜〜とヘバリ気味のおっさん、、、、、
その時今日はスキーを担いで登ってくるスキー隊のyamaonさんから携帯着信があぁぁ〜〜〜でもでもその瞬間おっさんはもうヘナヘナモードであり、立ちあがったままポケットのファスナーをあけて、携帯電話を取り出すには危険と判断、、斜面にハイつくばって連絡をとりあったのでした。
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ズーーーーット急斜面が続くのですから、適当な休憩ポイントなんてもちろんありません。ザックが滑り落ちないように、ペットボトルが転げ落ちないように注意しながらの休憩となります。
そんなおっさんたちを尻目に、長靴をはいた女性がスイスイーとキックをいれながら登っていきます。おっさんは思わず「快調なペースでっすねえぇ〜」と声をかけると、「まだ若いですからっ!!」これにはまいったぁああぁぁ〜〜!!
もうすこし、もうすこし、足が事のほか重くなり、ペースは落ちてきて、、、、くるしい、、、、足が上がらないぃぃ〜〜まだかまだかぁ、、、、、、、いいかげんにしてくれぇぇ〜〜
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