この斜面を下りて最低コルへ向かうころに目の前には爆裂火口をプリントしたかのような美瑛岳の見事な山容が・・・

そして振りかえると下りて来たトレースを刻んだ美しい鋸岳を見ることができるのです。

９時４５分最低コルで休憩です。イワブクロが大群落をなして光り輝いていました。

美瑛岳から十勝岳を目指す人達もやってきます。「こんにちは〜〜〜」皆、満足しきったような表情で歩いていきます。日は照っているのですが、ほんわかと風が吹きとても心地良いのです。

おっさんはグッと冷たい水を飲み干しました。「いっやぁ〜〜〜最高でっすねぇ〜〜〜」おっさんは自分がこの光景を演出しているかのように、誇らしげに叫んだのでした。そんな声を無視して、おばさんはドラ焼きをkoyaさんはノースマン（甘いお菓子）を食べていたのです、クッソーーー！！