稜線が近づくとモンスターが出迎えてくれました。前方にはうっすらと青い空が、、、11時30分、「本日の山頂はここにしましょう」と全員一致で撤退決定! 残すところ距離にして600m強、しかし山頂方面はとても風が強そうでしたし、十分な青空も期待できそうにもありません。「やはりピークは青空で踏みたい!」そんな贅沢なおっさんだったのです。でもこれではいつになったら登頂できることやらですね。 |
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一応記念写真を撮ってから、シールを外し稜線からの急斜面を滑り降りました。気温が低いせいかパウダースノウは素晴らしい感触でした、おばさんも大胆に???ズイーンと滑走!沼に下り立ったのです。 沼の入口付近で昼食にしました。沼面付近は風も無かったので寒さもあまり感じず、特にツエルトも張る必要もなくゆったりと空沼岳を見ながら・・・そして一瞬青空が広がり空沼岳が顔を出すと「おおっっ〜〜〜」と大声を張り上げながら見つめるわけであり、シャッターを押すわけであり・・・ |
![]() 空沼(からぬま)と空沼岳 |
なにやら人の声が、、、青年が二人スノーシューで登ってきました。「どこまで、山頂まで行くの???」「いっやぁ〜〜〜もう時間ですからね、どうしようかなぁ、、、あっそうそうラッセルありがとうございました」 結局その二人も空沼で撤退することとなり、一緒に昼食をとりながら真っ白な雪面の彼方に聳えたつ空沼岳を見つめていたのです。 |
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12時55分、下山開始です。雪質は変らず軽いパウダー、急斜面を下りてからはちょっと登り返しもありますが、概ねなだらかな下りで分岐までは十分にスキーが楽しめました。 13時35分林道分岐、ここでシールをつけて林道から尾根へと登り返し、アップダウン繰り返しながらスタート地点へ15時05分! 延べ行動時間、約8時間強、ひさびさにラッセルも十分に楽しんだ山行となったのでした。 |
空沼 11:55-12:55 林道分岐 13:35 スタート地点 15:05 |
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