前方には白樺山が見えているわけであり、登山道はその稜線をなだらかに進んでいて、、、シャクナゲ岳はその山頂部を雲で隠していましたが、でも今日の一行は足元に咲く花々にすっかり夢中になっていて・・・
「あったぁ〜〜〜咲いてるわ、ミヤマアズマギク」おばさんの声が響き渡ります。「ちょっと終わりがけかなぁ〜〜〜あっ、いやスゴイよ、、、スゴイスゴイ」おばさんの声のトーンはもうすっかり上がりっぱなし、、、
それもその筈です、登山道脇はもちろんのこと、斜面にもミヤマアズマギクびっしりと咲き乱れ、ハクサンボウフウが白でアクセントを加え、チシマフウロが薄い紫で、ハクサンチドリがちょっと濃いピンクで、、、「見事な模様の絨毯」で斜面を敷き詰めていたのでした。
「これはぁ〜〜〜すごい、スゴ過ぎるぅ・・・こんなミヤマアズマギクの群落なんて見たことが無い〜〜〜」おっさんは大声で叫び、koyaさんは後ろでこの群落にあきれ返った表情で微笑むわけでありぃ・・・岩場にはり付くように咲くミヤマアズマギクは、見事なバランスを描きだしているわけでありぃ〜〜〜
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