下山開始 |
11時ちょうど、下山開始です。まずは825m地点付近を目指して滑り降りました。山頂直下の斜面はブッシュが煩くしかも雪面はシュカプラ状態、koyaさんを先頭に慎重に降りて行きました。ちょっと木々がまばらになってきて雪面もやっと安定して、気持ち良く滑り出し、広いなだらかな尾根に出ました。 しっかりとGPSとコンパスで方向を確認しながら進みます。しかし木々や小さな地形の変化が行く手を阻みます。「ちょっと右に寄り過ぎてますが、この方向でしばらく行ってみますか・・・」ところどころにピンクのテープもぶら下がっています。「やはりここを登ってる人がいるんですね」そう言葉を交わしながらも、極力最初の予定ルートに沿って進んで行きました。 |
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標高700m前後になって来ると雪質は一気に重くなりました。スキーの制御がきかず、「あわわっ、、、ドダっ!!」と倒れこむシーンも多くなってきたのです、、、って誰だっ(おっさん&おばさんだ!)、「ちょっと休憩しますか、あははは・・・」おっさんは照れ笑いしながらザックをおろしていたのでした。 「この沢を少し進んで尾根に出て、おっ、、、あっちの斜面は滑りやすいようだけど、、、あらら、木々が濃いですね、あのルートは駄目だ・・・もうそろそろ林道が見えて来るかな・・・」山頂を出発してから1時間半を過ぎていました。前方にはカムイヌプリが見えていました。 重い雪に足元をとられながらですから、、、そろそろ疲れも出て来るころです。慎重に慎重に下って行ったのでした。 |
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木々を避けながら小さな沢を抜けた時、林道に出ました12時50分!。「いやぁ〜〜〜楽しかったですね〜〜〜」一行は満足気な表情でミネラル飲料をゴクリと飲み干していたのでした。密集した木々に遮られて当初の予定より手前に出ましたが、やはりほっとする瞬間でした。 あとはひたすら林道を歩くだけ、うっすらとスキーのトレースが残っていました。途中夏道コース「来馬岳へ」の標識を横目に見ながら歩いて行くと雪が降りだしました。ちょっと風も強くなってきて思わずフードをかぶり直し、ひたすら林道を進みました。やがて雪も止み林道最終除雪地点へ13時30分、山頂を出発してから2時間半、約8km弱の長い長い下山ルートでした! 急斜面の登りあり、大展望あり、ルートファインディングしながらの下山は、ブッシュ漕ぎあり、重い雪あり、、、天気に恵まれた山行に満足満足のおっさんとおばさんだったのでした。 |
林道を行く |
編集後記 下山ルート:山頂直下の斜面はブッシュが煩い状態で難儀しました。斜度が緩むと広い尾根になりますので、しっかりとコンパスを切って進むことが必要です。約8km弱の長いルートで途中複雑な地形も見うけられますので、、視界の悪い時には入りこまない方が良いでしょう。 |
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