いよいよ山頂直下の急斜面を登り始めました。おっさんが先頭でラッセルです、大きくジグを切りながら一歩一歩踏みしめるように登って行きます。段々とターンもきつくなってきました。「ラッセル交代しますよ〜〜」koyaさんが下から声をかけました。「もうちょっと行きます」とおっさん、少し進んで立ち止まりました。 上空には青空がグーンと広がりはじめ、木々の間からオロフレ山が輝いて見えていて、「見えてるうちにねぇ〜〜〜」おっさんは肩で息をしながらカメラを取り出していたのです。 |
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オロフレ山が姿を見せる |
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ラッセル交代です、ますます急になってきた斜面をキックターンで切り返し、koyaさんが先頭でグイグイと登って行きます。上空の青空は回りの木々に輝きを与え、光り輝く情景を展開してくるのでした。 そんな美しさに気を取られていると、下からゼッケンをつけた人達が登って来ました。「どうもありがとうございました」、そんな声に「いやいや・・・」と答えていると、手前をスーと抜けてそのままザクザクと山頂へと向かって行ったのです。「おんやまぁ〜〜〜早いぃ〜〜〜」と感心していると思わず足元がズルーリ・・・固い雪面にしっかりとエッジをたてて体制を立て直し・・・ |
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やっとの思いで急斜面を登りきり、少し進むと山頂が見えて来ました。先に登った人達が見えています。10時35分来馬岳山頂に立ちました。 |
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山頂へ向かう |
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山頂は思いのほか風も弱く、しかも青空はグーンと広がっていて、こうなるともう安心して記念写真を撮り、おもむろに360度の展望を楽しむことになるのでした。さあ見ましょうよ、来馬岳山頂からのパノラマを! |
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