さて翌朝6時5分、もう雨はすっかりとあがり上空は青空、ちょっと水量の増えた額平川を渡渉開始です。朝の冷たい水に足を踏み出すと、もうあとは慎重にそして快調に進む一行だったのでした。 |
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7時3分渡渉終了、登山靴に履き替えて川岸をどんどんと下ります。一番緊張した岩場のトラバースを終えてほっと一息、梯子を降りて岩を下り、 |
岩場を下りるyamaonさん |
8時4分取水ダムへ到着しました。 一向はそのまま林道を歩きだしました。この林道がまた長いんです、長く感じるのです。ひたすら休まず、ただ淡々と歩き続け、途中の岩肌にダイモンジソウが咲き乱れているのを見つけなにかほっと和み、でもでもクタクタになりながらひたすら歩き続けて9時25分ついにゲート前到着です。 思わずお疲れポーズのyamaonさんとおばさん、固い握手で下山を喜びあいながら帰路の車に乗りこんだのでした。 |
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広大な北カールと秋色に光り輝く山々・・・日高山脈最高峰「幌尻岳」忘れられない山となりそうです。 |
秋色の戸蔦別岳(幌尻岳北カール稜線上より) |
【コースタイム(含む休憩時間)赤字は縦走装備】 1日目 林道ゲート前 04:50 取水ダム 06:05-06:25 渡渉開始地点 07:02-07:20 幌尻山荘 08:35 幌尻山荘 09:20 命の水 10:50 幌尻岳山頂 12:35-13:20 命の水 14:30 幌尻山荘 15:40 2日目 幌尻山荘 06:05 渡渉終了 07:03-07:25 取水ダム 08:04-08:20 林道ゲート前 09:25 |
【編集後記】 ・取水ダムから川の右岸を進んだ途中の岩場トラバース地点は、足を踏み外して落ちると危険です。ホールド、スタンスをしっかりと確保しながら通過しましょう(補助ロープ等はいっさいありません) ・渡渉は水量の少ない時は問題ありませんが、雨等で増水して小屋へ停滞することもあるようです。増水には十分注意するとともに食料の予備にも気を配りましょう。 ・林道歩きを約5km、その後川岸を歩き、渡渉を繰り返し山荘へ、更に山頂まで標高差約1100mの登りとかなりハードな山行となります。 |
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