「もう少しだぁ、、、頑張れぇ、、、あと100m、、、、50m、、、」そしてハイマツを掴みながら岩をよじ登ると、あーーー伏美岳です。「やったぁ〜〜〜ここまで来ればあとは下るだけだぁ〜〜〜」一行はほっとしてザックを下し一服。
そしてそして目の前に展開された日高山脈の山並みはーーー、前日とはうって変わった大展望が広がっていたのです。
気温が上昇しているせいか山裾には白いガスがたちこめ、その上に浮かぶようにくっきりと刻まれた山肌を抱きながら日高の山々がどこまでもどこまでも見えていたのでした。あーーーそれはまさしく一段と美しく、そして唖然とさせるほどの光景だったのでした。
「あーーー最後の最後までぇ〜〜〜〜」おっさんは感極まって叫んでいたのでしたぁ〜〜〜
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ピパイロ岳と右奥にチロロ岳
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十勝幌尻岳、札内岳、エサオマントッタベツ、遠くペテガリ岳東尾根、ヤオロマップ岳、1839峰、ピラミッド峰、カムイエクウチカウシ山
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さて、伏美岳山頂ではtanさんも加わっての記念写真です。さすがに疲れきっている一行、もうポーズなどとる余裕はありません。でもニッコリとハイ、パチリ!
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伏美岳にて(後方中央がtanさん)
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15時5分、登山口へ向けて下山開始です。
1150m台地付近までおりてくると夕闇もどんどんと迫ってきました。早く下りねば、、、出きれば足元の見えるうちに下山したいのです。しかし疲れきった足取りは一向にペースがあがらず、投げ出したくなるザックを懸命に担ぎながら登山口を目指して歩き続けたのでした。
17時12分、あーーーついに登山口へ到着です。「ついたぞーーー、お、お、お、お疲れさーーん」握手をしながら駈け寄る5人、さすがにこの時は「来年も・・・」などという言葉は出なかったのでした。
こうしてモクモク隊の今年度夏山最後の山行は終ったのです、もちろん下山後はキャンプ場で盛大な反省会を開催したことは言うまでもありません。
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コースタイム(含休憩時間)白字部分は日帰装備
12日(土)
伏美岳登山口 06:20 1150m台地 07:20-07:37 伏美岳 09:40-10:10 1546m(昼食) 11:05-12:05
水場コル 12:50-13:00 ピパイロ岳 14:50
13日(日)
ピパイロ岳 06:55 1911m 07:20 1793m 07:50-08:05 1967峰 08:30-09:05 1793m 09:22-09:35
1911m 10:04 ピパイロ岳 10:25-10-39 テン場 10:45-11:45 水場コル 12:34-12:46
1546m13:26-13:45 伏美岳 14:43-15:05 1150m台地 16:17-16:30 伏美岳登山口 17:12
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