そして 浪漫ツアーは終った

仮想GPS4

さあ、さあ、いよいよ最後のステージがスタートです。旧送電線コースを目指して平和の滝へ下山開始です。

Adachiさんに続いて沢へ降りたち、登りへさしかかったころ、adachiさんから先頭を行ってくださいと指示されたおっさんだったのでした。
「うーーーん、左にはトレースがあるなーーー、でもあまり登る必要は無いはず、高度をゆったりと上げながら進もう」と決心し、ザクザクと進み始めました。
adachiさんはもう少し高度を維持しながら進みたかったようですが、かなり樹木が混んでいてとても抜けきれそうにもありません。
おっさんはやはり高度をゆったりと上げながら尾根にたどりついたのでした。そこからは昨年末に歩いたことのあるコースです。スイスイと進むと6名の女性パーテイー、さらにいっきに送電線下まで到着。

「ふーーうっ!!着いたぞーーーあとは滑り降りるだけだーーあーーー!」実はこのダケダーーーが、とんでもないダケダーーーであったのでした。
前回来た時はもっとパウダースノーで滑りやすかったのですが、今回は重い雪のうえにクラストしている部分があったり、ズタリーーと切り裂かれたトレースが待っていたり、それはもうビビリビビリの状態が待っていたのでした。


急斜面を滑る
急斜面をさっそうと滑り降りるadachiさん

Adachiさんはそんな中でも華麗に力強く、パッフィーー、ザッフィーーシュワッ!!とッ見事なトレースを描いて滑り降りていくのでした。
ああ、おっさんとおばさんは恐れおののき、斜面にハイつくばって、ガクガク、ヘナヘナ、わっせわっせ、それは滑り降りるのではなく、スキーを履いて1歩1歩降りるという情けない姿だったのでした。

おっさんとおばさんが林道まで降り立ったときにはadachiさんはすでに一寝入りしたあとだったのです。14時40分。

さてさて、今回の山行、おっさんとおばさんにとってはかなりハードなものでした。でもそれにも増して、冬山ならではのセピア色の山小屋での想い、雪化粧した美しき尾根、シェフあのQさんとGOちゃんによる贅をつくした料理の数々・・・・

嗚呼、平和の滝についたおっさんとおばさんは大きく「ホーーーオーーーッ」と、ため息をついたのでした。


コースタイム
2月3日  春香小屋 09:00  奥手稲小屋 12:20 
2月4日  奥手稲小屋 08:00  つげ山 09:20  迷沢山 11:20−12:25
       発寒川 14:40 平和の滝 15:00


戻る

HOME