セピア色の想い出 奥手稲山の家

小屋番さんはまだ来ていないようです。表の戸を開き中へ足を踏み入れました。

あーー変わっていませんでした、あのときのままの冷え切った小屋がそこにはあり、「そうだあの時と同じじゃないか」青年は思わず江頭?じゃない、、目頭を熱くしたのでした。

小屋へ入るとまずはストーブを焚かねばなりません。あのQさんが火をつけ、青年とgoちゃんとinabさんは地下へ石炭をとりに、彼女は食事の準備、
さてさてリーダのadachiさんは「さあーーー一本滑ってきますかあ〜〜あ」誰も返事がありません。「ほんじゃ行ってきまーーす」と言って元気よく飛び出していったのでした。お気に入り斜面ユートピアを滑り降りるのです。残ったメンバーは「とてもとても、遠慮しまーーす」とばかりにストーブを囲んでいたのでした、だっらしなーーあーーい。

ランプを囲んでそのうち男女2人組パーテイー、女性2人組パーテイーが到着、しかし週末には来るはずの小屋番さんはいつまで待っても来ません。

小屋はやっと暖かくなり、石炭をさらに運んで、あのQさん特製の「チゲ鍋」がグツグツと煮え、暗くなってきた室内にはランプの灯火が・・・・・・・・
「うん、もう我慢ならんぞーーおーーー」午後4時過ぎにはもう大宴会が始まっていたのでした。さあさ飲めや歌え、えんやかさっさあーー冷たいビールで乾杯だーーい、無くなりゃ熱燗とっくりで、そんでも足らずばワインとウイスキー・・・・・・。

ああーーそしてついに歌が、歌が始まったのです、名曲、迷曲、銘曲??の数々・・・・なつかしい歌、こころに残る歌、そうです、あのセピア色に包まれた遥か彼方の青春時代がそこにはくっきりと再現されているわけで、それはもうなつかしく、なつかしく、ギターの音色が山小屋に響き渡るのでした。

そんなメンバーも9時には就寝です。青年と彼女もシュラフにもぐりこみ、明日の山行に期待と不安を抱いて眠りについたのでした。

adachiさんとinabさん

GOちゃん、あのQさん、彼女

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