そして遂に・・・白い世界に突入

高度が上がるに連れて、前方にはなにやら白いガスが立ち込めてきて、「おやおや、いよいよ突入か」予想していた事とはいえ、何となく気落ちしてくる瞬間であり、この山は何と言っても「展望」を期待して遥遥札幌から400kmも走って来たわけで、、、それが展望無しと言う事になると、

がまん坂

これが沼とか湖とかなら、「神秘的な」とか「幻想的な」などという言葉で彩られるのでしょうが、何せ相手は笹原であり細いダケカンバであり、そこには苦しい表現しか出て来ないわけで、、、

ガスがたちこめ

ダケカンバの林をくぐりぬけて登り切った瞬間、目の前に展開した光景に思わず、、、うっっ、見えないっ、何も見えない、白いガスに包まれた世界はもちろん物悲しく、等と表現するのが精一杯だったりするわけで、、、おっさんは早くもそんな文言を脳裏に浮かべては消し、浮かべては消し・・・

登りきると

さて、がまん坂を登りきると、ゆるやかな登りとなり第一お花畑へ到着9時05分。もちろんお花の姿はありませんから休まずにそのままどんどんと進みます。ガスは一層濃くなり、前方にうっすらとピークらしいシルエットを感じるわけで、でもそれは決して西別岳ではなく・・・

前方にうっすらと

登山ものがたりへ

次のページ

HOME