目の前にはピンネシリがそのデカイ体を見せびらかすかのように、、、それは非常に遠く、そして大きいのですが、、、何故かおっさんには辛そうには見えないのでした。 「コルから約460mの登りってことは、そうだよ、藻岩山(札幌市内の山でいつも登っている)へ登ると思えば良いんだから」そして山腹を見ると登山道がきれいにジグザグとなっていて、それほどきつそうには見えなかったのです。おばさんも「そうだよね、ここを降りてから藻岩山へ登ればいいんだーーーぁ」。 |
しかしここには大きな間違いがありました。 確かに藻岩山へ登れば良いようなものですが、忘れちゃこまりますよーーー今日はピストンなんですよーーー戻りがあるんですよーーー。 そんな事にはお構いなしに二人は下り始めました。途中登山道が崩れているところがありました。このあたりが以前通行止めになっていた原因なのでしょうか。足元に十分注意することと、登山道が途切れてしまいますので、ルートを見失わないように注意しながら進む必要があります。 シラネアオイやエゾノイワハタザオ、カタクリが美しく咲き、、、でも今日の二人には感激している閑はありません。崩壊した登山道をクリアしてさらにどんどんと下り、ついに620mコルへ9時00分、ここまで分岐から約1時間。 おっさんのタイムテーブルは順調に周っていました。ここまでは全てのタイムを十分クリアしていたからです。おっさんは今回登る前に各地点における最終通過タイムを設定しました。それより遅くなった時点ですぐに引き返すつもりだったのです。 それは今回は初めてのそして情報が少ないルートであること、一昨年は通行止めになっていたこと(昨年はわかりません)。そして延踏破距離が約19kmになること、で結構慎重になっていたのでした。 |
おっさんは後ろから大声で叫んでいました。「始めはゆっくりだよーーーまだまだこれからなんだからぁーーー」 おばさんも頷き、ゆっくりと確認しながら登り始めました。 そうそうそうなんです、おっさんもおばさんも、今日の行程をしっかりと思い出していたんですねぇ。 さてピンネシリ山頂への登山道ですが実に広く、ジグザグと切られており、歩きやすい、、歩きやすい、 次第にペースがあがり「もう結構登っただろうなーー」なんて思っていると大きな看板が出てきて「ここはまだまだ5合目ですよーー」だって、、、やっかましーーーやい!二人はそのまま進んだのでした。 |
びっしりと敷き詰められたエゾノリュウキンカに圧倒されていると、残雪が登山道を覆いはじめ、キックをいれながらの登りになりました。やわらかめの雪でしたので、特に軽アイゼン等は使用しませんでした。でも滑るとちょっと怪我しそうな個所も、、、 おっさんを先頭に慎重に慎重に進みます。振り返ると神居尻山の936mピークから888mピークへと続く荒荒しい山並みが見えます。この光景は結構迫力がありました。でも帰路はあの936mピークを乗り越えねばならずーーー |
振り向くと936mピークから888mピーク(左)へ続く荒々しい山肌がぁ |
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