どうやらちょっと登り過ぎたようですが、そのまま1175mポコを巻いて進んで行きました。あぁ〜〜〜小雪まじりの冷たい風が吹いています、 漁岳山頂は小雪まじりの風でうっすらとしか見えません。しかも山頂付近には雪庇がはりだしているようです、、、しかも振り返ると恵庭岳〜オコタンペ湖の展望がまさしく隠れようとしているわけでありぃ〜〜〜「な、な、なんてこったぁ〜〜〜オコタンペは写してないよぅ〜〜〜」おっさんはガックリとうなだれながら、繰り返す自分のミスを悔やんでいたのでした。 |
あぁ〜〜〜暗い漁岳 |
11時45分、一行はコルに下り立ちました。この調子ではもう展望は望めそうにもありません、「このまま登っても山頂への急斜面はきっとカリカリに違いない、過去の2回は素晴らしい展望だったのにぃ〜〜〜」 おっさんは登頂意欲がヘナヘナと崩れて行くのを感じていました。「私はここで休んでいるわ、皆さんで行って来て」おばさんがそう言いました。「い、い、いっや〜〜〜俺も今回はパスだぁ〜〜〜」 その時一人の男性がやってきました、これから山頂へと向かうとのこと、そのままスタスタと進んで行ったのです。「じゃあ、無理しないで行けるところまで行って来ますよ」そう言い残してkoyaさんとcountrymanさんは小雪まじりの風の中に消えて行ったのです。 |
山頂へ向かうkoyaさんとcountrymanさん |
おっさんとおばさんは、さっそくツエルトをはることにしました。ちょっと風を避けそうな場所を選んで雪を踏み固め、ワッセワッセ・・・ザックをほうりこんで、さあ一丁あがり、、、 ふと暗い山頂方向を見ると、ポツンと米粒のようにkoyaさんとcountrymanさんが登って行く姿が見えていました。「なんか、ベースキャンプで登頂する二人をみている心境だなぁ〜〜〜」おっさんはそう言いながら、思いっきりのズームモード、、、 |
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ツエルトの中に入ると別天地、テルモスに入れてきた熱いコーヒーを飲み干すと、ほっとした気持ちになります。軽い食事をとりながらのんびりと過ごしていました。 「もう着いたかしら、、、私達も行けば良かったのかなぁ〜〜〜、でもねぇ〜〜〜この天気じゃぁ、過去2回登ってるし、こんな気持ちになったのは、おっさんとおばさんは無理するなって事かもね、、、あはは」 |
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「あれっ、何か声がしたよ、、、もう下りて来たんじゃない??」「ヤッホーーーすごい、スゴイパフパフでしたぁ〜〜〜」koyaさんが大声で叫んでいました。「パフパフで深々、もうもう最高でしたぁ〜〜〜」 しばらくしてcountrymanさんが幾分?白いお姿で登場、「いっやーーーもう羽毛でしたよ、、、遊泳状態でしたぁ〜〜〜」 二人は山頂の雪庇の手前まで登って、下りてきたとのことでした。さっそく全員ツエルトに入り昼食、ひとときの懇談となったのです。 |
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さて、食事のあとはお楽しみのパウダー三昧です。13時00分コルを出発した一行、久々の軽い深い粉雪が夢の世界へと誘ってくれたのでした。パッフーーー、シュワッ、、、ドスン、、、オオオッ・・・ 14時40分、漁岳林道入口へ到着です。 おっさんとおばさんにとっては、コルで撤退という山行になりましたが、素晴らしい雪との出会いに大満足の一日だったのでした。そしてkoyaさんとcountrymanさんにとっても・・・ |
2001年、快晴の漁岳はこちら |
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