山頂へと続く真っ白な緩斜面、軽いラッセルで一筋のトレースを描きながら進むおばさん、流れる雲と交差しながら足早に陽射しが駆け抜ける、「快晴の青空よりもかえってムードがあるんじゃないの・・・」おっさんは控えめに呟いていました。 |
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振り向けば洞爺湖がクッキリと・・・ではなくて、あぁ〜〜〜何と言うことなのでしょうか、段々と雪雲が広がって来ているようであり、、、「そ、そんなぁ〜〜〜もう少し晴れていてくれたって良いのに・・・わざわざ札幌から来たんだぞっ」、もちろんそんなおっさんの声が雪雲に聞こえる筈は無く・・・ |
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しかし、おっさんとおばさんが今立とうとしている山頂付近の上空だけは、青空が広がっていたのでした。東側から回りこむように進み、雪を纏った木々をかわしながら少し急な斜面を登りつめると、真っ白な山頂部が現れます、山頂標識も見えています。 |
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