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さて静かな登山道をどんどんと登るにつれて、おっさんは何かしらちょっぴりと日差しを感じ始めていたのでした。 フイリミヤマスミレが美しく、おばさんも「あっれ〜〜〜こっれ〜〜〜」と叫ぶわけであり、おっさんはカメラを抱えて右往左往していて、でもおなじみミヤマエンレイソウなんかをしっかりと写しているわけでぇ〜〜〜 |
ミヤマエンレイソウ |
5合目、そして6合目を過ぎるとガンバレ岩、ひと頑張りで7合目「いっぷく広場」へ到着です。予想通り、ガスが流れていて遠望はほとんどききません。 「ここからの稀府岳は迫力あるんだよなぁ〜〜〜でも真っ白かぁ〜〜」おっさんは乾いたのどをミネラルドリンクで潤しながら、つぶやいていたのでした。 |
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とその時でした、目の前のガスがフワーーーッと切れ、うっすらと青空が広がり始め、振り向いたおっさんの目には霞んだ前紋別岳が写ったのです。 「ほらほら、、、きたぞーーー」おっさんはいつもの展開?に思わずニヤリとしながら叫んでいたのでした。こうなるとおばさんの足並みも俄然勢いを増し、「お花、お花さ〜〜〜ん」等と言いながらどんどんと先を進んで行くのです。 |
7合目から前紋別岳へ向かう |
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