さて、万計沢を対岸へ渡る橋をちょっと緊張しながら通過してからは、一段と雪量が多くなり始めました。
80Lのリュックは青年の肩をギシギシとしめつけました。
再度スキーで進みはじめた途端、青年はバランスを失い「あれーーっ」とすってんころり、とても起きあがれずリュックサックをはずして立ちあがり、でも今度はなかなかリュックサックを背負うことができません。ありゃりゃりゃ、やっとスタートできました。「フーーッ重いーーーー」。
万計沢源頭部の急斜面ではさすがにスキーで登りきれずつぼ足状態です。しかも吹き溜まりで雪は腰くらいまで来る始末、ますますリュックの重みが肩にくいこみ、つらいつらい登りとなったのでした。そして12時20分、ついに万計山荘へ到着です。
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