私達はついに余市岳へ向かって大雪原(通称:飛行場)を歩き始めた。飛行場は過去にも白井岳へ向かうときに歩いていたが、それはあくまでも通過地点だったわけであり、全体を見渡せるような場面でもなく、、、いつかは余市岳を見ながらこの真っ白い雪原を歩きたかったわけで・・・ おばさんは雪原の感触を確かめるかのように、一直線に余市岳を目指して進んでいった。私もそんな光景を楽しみながら後に続く。朝里岳から余市岳北東コル手前まで約2.5kmである。 |
![]() 前方の余市岳を目指して進む |
![]() 余市岳の右後方にはニセコ連峰が連なる |
余市岳がどんどんと近づいて来る。大雪原にはうっすらと雪が積っている程度で、ラッセルのストレスは感じない。前方に目標物が無いから、真っ直ぐに進むのはなかなか難しいが、むしろそのトレースを楽しむ感覚だ。 |
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ちょっと西側へそれて来たようだったが、前方に大きなモンスターを見て、そのまま進むことにした。モンスターと余市岳だって面白い構図にもなるだろうし・・・ |
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