「あれっ、あの白いのは何???」ああ、、、あららら、、、しっかりと草にへばりついた雪が真っ白な演出をしていたのです。 「こりゃあ寒いはずだよ、、、」もちろん比布岳方面の展望はありません。「さあさあ、、、帰りましょう」一行はあきらめ良く引き返しました。 |
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安足間岳分岐に立ち尽くす |
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とりあえず永山岳まで戻って昼食、ラーメンとコーヒーで体を温め「あ〜〜〜やっぱ寒い時はこれに限るよね、あっはっはっは」乾いた笑い声が聞こえた時でした。 「あれっ???何???白いものが、、、雪???」ああぁ〜〜〜なんと雪が降ってきたのです。あわてて食事を終えてすぐに下山開始、気温はどんどんと下がってきているようです。手袋をしているのですが、手が冷たく、レインウエアにつく雪、視界は無くただただ寒い世界が展開されたのでした。 「え〜〜〜い、こうなりゃ、、、」おっさんは突然カメラを取り出しました。何と少しだけ雪を着飾ったウラシマツツジを写していたのです、 |
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少し雪を着飾ったウラシマツツジ |
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ほとんどヤケクソ気味に・・・と、その時でした! 「おおおっ、、、見えてきたぁ〜〜〜」なんと忽然とガスが消え去り、視界がグーーンと広がったのです。「ほ〜〜〜すごいねぇ、これだから山は・・・」おっさんは続きの言葉を飲みこみました。 |
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忽然とガスが切れ・・・ |
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まだ少し輝きを残しているウラシマツツジの紅葉の中をおばさんはゆっくりと下りて行ったのでした。 |
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