「あっ、こんにちは〜〜〜」「お久しぶりです」この日の最初の出会い〜tさんとは3度目で今回は二年ぶりになる・・・いつも山での出会いである。お互いネットでは山に登っているレポートで確認しているのだが、やはり実際に元気な姿で出会うとうれしいものである。そしてこの日は次々と山での出会いがあった。 周囲の紅葉を楽しみながら登山口から1時間ほどで黒岳山頂に飛び出した。この日の天気であるが、薄日の感じる高曇り、青空クッキリでは無かったものの、展望は十分に広がっていた。表大雪の山々が一気に目に飛び込んで来る。そんな光景をさっとカメラにおさめて大勢の人達で賑わう山頂を後にした。 |
黒岳 |
正面が旭岳方面、右に北鎮岳 |
黒岳石室に向かって一旦ゆるやかに下って行く。眼下には桂月岳と凌雲岳の懐にに抱かれるように、周囲を紅葉に包まれた石室が見えている。下の写真で見るよりも実際にはもっと輝いている印象だった。実際に目で見てとてもインパクトを受けた光景も、写真にして見ると意外な結果になることがある。人間の目って感じたところに、、、見たいところにだけ範囲を狭めて感覚的に見ることが出来るのだろう。 私は「良いぞぅ〜〜〜、こりゃあ綺麗だぁ〜〜〜」と独り言を呟き石室に向かって降りて行きながら何度もシャッターを押していた。8時10分、黒岳石室に到着である。「あらぁ〜〜〜おっさん、、、おばさん、、、」一人の女性に声をかけられた。 |
目の前には凌雲岳が大きく・・・眼下には黒岳石室が小さく・・・左後方は北鎮岳 |
黒岳石室 |
縦走装備を整えて出発しようとしていたその女性、Sさんとは久々の出会いであった。「あっらぁ〜〜〜元気でしたか」、石室のテント場で2泊して周囲の紅葉を楽しんだとのこと。ちょうど下山するところだったのである。お互いに元気に登っていることを確認して別れる。 桂月岳方面をちらっと見てから石室に戻った。「おおっ、、、」石室から出てきた男性はhさんだった。先日札幌市内で会って山の話しをしたばかりだった。「えっ、何でここにいるの」「連休だったのでここの手伝いをしているんだよ」ニコニコとうれしそうである。 そんな出会いの余韻を楽しみながら、私達は次の北鎮岳に向かって行く、北海岳方面への分岐を分けて雲の平へ飛び出す。「わぁ〜〜〜っ」思わず叫んでしまった、、、そこには予想通り、いや予想以上のまばゆいばかりの輝きが待っていたのだ。赤い、紅い、、、そして色とりどりの絨毯が周囲を埋め尽くす。 |
雲の平へと飛び出すと〜〜〜 |
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