9時25分、徳舜瞥山の山頂に立った。登山口から2時間25分だった。もちろん! 展望が大きく広がった。目の前にはどっしりとホロホロ山が聳え~支笏湖方面の山々も綺麗なシルエットとなって見えていた。 頂上岩場にはミヤマアズマギクがあちこちで咲き始め~早速ザックを下してカメラにおさめる。「これ、白よね」以前にもここで見ていた舌状花が白いものを今回も見ることが出来た。品種シロバナミヤマアズマギクなのかもしれない。イワベンケイもちょうど咲き始めたところ、ベンケイソウ科の花は何故か妙に私達を惹きつける。切れ落ちた崖状の岩場に張り付く様に咲くミヤマキンバイとミヤマアズマギクをズームしてみる。 |
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前方にホロホロ山を見て |
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支笏湖周辺の山々 |
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ミヤマアズマギク |
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品種 シロバナミヤマアズマギク |
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イワベンケイ | ||
開花したイワベンケイ |
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崖状の岩場に張り付く様に咲いていたミヤマキンバイとミヤマアズマギク(ズーム撮影) |
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頂上はやや風があって~強い陽射しを受けているもののそれほどの暑さは感じ無かった。「ほど良い」と言ったところだろうか。一応撮影を済ませて、私達はホロホロ山への縦走路に向かって下り始めた。そのコルまで標高差約100m弱ほどである。急斜面を一気に下って行く。 登山道脇にチングルマを見つけてカメラを向けた。先行するおばさんがしゃがみ込んで待っていた。「これ、ケヨノミかしら?」スイカズラ科の低木である。ここで見たのは初めてだった。登山道脇にはサンカヨウが見られたがまだほとんど蕾、奥に咲いているのがあったのでズームしてみた。ミヤマダイコンソウ、ツバメオモト、シラネアオイ等が縦走路を彩る。 |
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ホロホロ山への縦走路を下る |
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ミネヤナギ |
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チングルマ |
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ミヤマダイコンソウ |
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ツバメオモト |
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シラネアオイ |
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縦走路のコル前後がこの日の私達の最終地点である。頂上からも見えていたオロフレ山や来馬岳方面が美しい。札幌近郊の山々にカメラを向ける。さすが遠い印象だ。そしてやはりメインは徳舜瞥山だろう。ホロホロ山からも同じように見えるのだが、コルに下り立って見上げるその尖った山容が素晴らしい。今回は右奥に羊蹄山、その上に浮かぶ雲を配した光景となった。 |
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オロフレ山、来馬岳方面 |
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縦走路から遠く札幌近郊の山々を見る |
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縦走路から徳舜瞥山を振り返る 右奥に羊蹄山が見えていた |
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山頂に戻って再びザックを下した。広がる光景を目にしながら頬張る軽食の味は~もちろん格別だ。日曜日とあって次々と登って来る人達が続いていたが、ほとんどの人達はそのままホロホロ山へと向かって行く。意外と静かな山頂であった。 眼下に広がる展望を再確認するかのように下って行く。まだまだ登って来る人達が続いていた。苔むした林床に咲く花々を撮りなおす。ナンブソウを始めとする朝方には濡れていた花々も綺麗に咲いて迎えてくれた。何度も何度もしゃがみ込みながらシャッターを押す。扱いなれていないコンデジに難儀しながら。 上りでは注目出来なかった「コマガダケスグリ」、ユキノシタ科の低木だが~今回も下りで見ることが出来た。ミヤマハンショウヅルはもう少しで咲きそうだ。ウコンウツギが咲き始めていた。 13時10分、登山口に到着。今回もまたゆっくりペースの下山となった。それにしても・・・カメラを忘れたとは・・・私はやや俯き加減で車に乗り込んだ。 |
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ナンブソウ |
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コマガダケスグリ |
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もう少しで開花のミヤマハンショウヅル |
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ウコンウツギ |
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コースタイム(含休憩&撮影時間) 登山口 07:00 7合目 08:00 山頂 09:25-09:40 縦走路散策 山頂 10:35-10:55 登山口 13:10 【歩行距離 7.6km 延行動時間 6時間10分】 |
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