樽前山神社奥宮からは、右に溶岩ドームを見ながら一旦少し下って西山方面へ向かうことになる。「わ~すごいな~」溶岩ドームを取り囲む火口原には一面にミネヤナギの黄葉が広がっていた。立ち止まり、上空を見上げて日射しを待つ。雲の切れ間からその光が降り注ぐと周辺は一変して見事な輝きとなる。これはもう見応え十分だ。 |
一旦下って |
ミネヤナギの黄葉に包まれる |
いよいよ西山の肩へ向かっての登りだ。見た目よりは距離的に短いので、ゆっくりと斜面の秋色と展望を楽しみながら歩を進めたいところだ。苔の上にコケモモの果実を見つけてカメラを向ける。眼下に支笏湖も見えて来て~さらにひと登りで西山ピークに立つことになる、午前9時ちょうど。 |
西山の肩に向かって登る |
斜面を埋め尽くす秋色を見ながら |
コケモモの果実 |
右に風不死岳、左に支笏湖を見て |
西山ではほとんど休む事無く、すぐに下り始めた。眼下に支笏湖、そして左後方には白老三山が見えていたが、漂う雲はやや多い。前方に溶岩ドームを見ながら~分岐を左へ。今度は風不死岳方面を見ながら下って火口原に下り立つ。このあたりの展開する光景は本当に心地よい。 |
眼下に支笏湖 |
前方に溶岩ドームを見て |
前方に風不死岳を見ながら下る |
火口原に下り立つ |
なだらかな火口原はやはり秋色に包まれていた。前述したミネヤナギの黄葉に加えて~マルバシモツケ等の茶系統の色合いが多い気がした。そんな中に少ないものの赤く輝いていたのはハナヒリノキだろうか。 前方には日射しを受けた地肌むき出しの932m峰、それはまるで大雪山の安足間岳付近を思わせるかのようにも見える。さらにその奥には真っ黒なシルエットとなって風不死岳が見えていた。目を転じると遠く白老三山や徳舜瞥山、ホロホロ山も見えて来た。そんな光景を楽しみながら、やがて東山ピークからの登山道と合流して下って行くことになる。 |
火口原の秋色にはやや茶系統が散りばめられ |
黄葉の中に紅一点?はハナヒリノキ |
地肌むき出しの932mと、奥に黒いシルエットとなって風不死岳 |
遠く徳舜瞥山、ホロホロ山と白老三山 |
東山からの登山道との合流地点手前にて |
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