遮るものの無い稜線歩きは続く。青空の下を広がる展望を目にしながらゆっくりゆっくりと登って行く。少しずつ気温が上がって来ているようだが、時折吹く風が心地よい。 登山道脇にヒメゴヨウイチゴが咲いていた。図鑑では花は平開せずに直立となっている。ちょっとアップでも撮ってみた。オオアマドコロはやっと咲き始めたところ、シラネアオイやフギレオオバキスミレはほぼ終盤だったが、まだ綺麗に咲いていたシラネアオイを見つけてカメラを向けた。 |
心地良い稜線歩きが続く |
ヒメゴヨウイチゴ |
オオアマドコロ |
シラネアオイ |
9時50分、天測点のある写万部山に到着。登り始めてから1時間20分だった。 山頂からは羊蹄山や昆布岳、そして目国内岳や雷電山も見えていた。室蘭方面には雲海が広がっていて、その奥に微かに連なる山々が見えていた。眼下には登って来た稜線が一望だ。そんな展望をカメラにおさめて小休止。ほどなく~登って来た単独の男性と入れ替わるように下山を開始した。 |
奥に羊蹄山と昆布岳 |
目国内岳~雷電山方面をズーム |
室蘭方面に広がる雲海 |
眼下に登って来た稜線を見る |
広がる展望を目にしながら心地良く稜線を下って行く。雲海も良いがこれで噴火湾を見下ろしながら歩けたらもっと素晴らしいだろうなとつくづく思う。低山ながらそれほど展望が素晴らしい山なのだ。 稜線から下りる頃にガスが漂い始めた。「いいぞ」途端に私達の足取りは早まる。それは花撮影のためなのだ。強い陽射しを受けるとどうしてもコントラストの強い画像になってしまう。足早に撮影ポイントへ、それはオクエゾサイシンであり、フギレオオバキスミレだった。「綺麗だね~」「こっちから撮ろうかしら」。撮影タイムを終えてゆっくりと登山口へ向かって行く。結局今回の山行で出会ったのは単独男性二人のみ、この日も静けさを満喫しながらの一日となった。 |
稜線を下りる頃にガスが漂い始め |
オクエゾサイシン |
フギレオオバキスミレ |
コースタイム(含休憩&撮影時間) 登山口 08:30 山頂 09:50-10:00 登山口 10:55 【歩行距離 3.8km 延行動時間 2時間25分】 |
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