「わっ、見えて来たよ」おばさんが叫んだ。少し前までは見えていなかった山頂部、、、雲が途切れて忽然とその大きな山容が目に飛び込んで来た。「うん、見えた見えた」私も叫びながらシャッターを押す。「曇っていた方が暑さが凌げる」と思ってはいたものの、やはりその凛々しい姿を見るとうれしくなってしまう。ここからの光景は私のお気に入りのひとつでもある。 やがて登山道は平坦地を進み、標高1000m付近にあるケルンを通過。1062mポコの西側を巻く様に低木帯を進む。いよいよ山頂へ向かって急な登りが始まることになる。強い陽射しが降り注ぐ、じっとりと汗ばみ始めて~立ち止まり、登って来た尾根を振り返る。奥には来馬山方面が見えていた。 |
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突然雲が途切れて前方に山頂部の大きな山容が |
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ケルンのある平坦地は標高約1000m |
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1062mポコの西側を巻いて |
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急な登りが始まる |
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登って来た尾根を振り返る 奥に来馬岳が見えて |
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ハナニガナやシロバナニガナ、そしてオニシモツケも咲いていた。山頂手前の登山道脇にはやや終盤だったもののウツボグサやヨツバシオガマがたくさん見られた。少し前までは見事に周辺を彩っていたことだろう。 そんな花々に元気づけられながら?~いよいよガレ場の急登だ。足元注意、そして落石注意のところだ。慎重に一歩一歩歩を進める。噴き出す汗を拭いながらも、なんとなく雲の流れを感じ始めて~いつしかガスに包まれていたことを知ることになる。10時25分、オロフレ山の山頂に立った。途中で出会った人達は、歩みの遅い私達を抜き去り~すでに下山し始めていた。静かな山頂でザックを下した。 |
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シロバナニガナ |
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オニシモツケ |
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ウツボグサ |
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ガレ場の急登 |
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ガスが漂う山頂へ向かって |
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汗を拭い水分補給、軽食を頬張る。「結構涼しいね」ガスに包まれた山頂は~展望は無いものの暑さは十分に凌げる状態だった。ほどなく二人組が到着。更にまた登って来る方々と入れ替わるように、私達は下って行く。さすがにこの頃になると登山者も多くなってきた。細い登山道の急斜面では譲り合いながら慎重にすれ違う。 私達は下りも変わらずゆっくりペースだ。登山道脇に咲き始めたウメバチソウの美しさに歓声をあげながらカメラを向ける。急な下りを終えてひと安心、ケルン付近でザックを下し小休止。また日射しが注ぎ始めていた。時折吹く風がなんとも心地良い。「いい山だよね」「また来年も登りたいわ」そう言いながらミネラル飲料を飲み干す。12時40分、登山口へ到着~札幌への帰路についた。 |
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二 下山開始 |
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ウメバチソウ | ||
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コースタイムは省略します 【歩行距離 5.5km 延行動時間 4時間30分】 |
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