急斜面を登り切って細い尾根に出る。足元に注意しながら恐る恐る眼下に目を移す。さっぽろ湖が目に飛び込んで来る瞬間だ。手前に細いロープが張られているが、足元はすっぱりと切れ落ちているので十分注意しながらカメラを向けた。 細い尾根を紅葉に包まれながら進んで行く。山頂はもう近いのだが~途中からは藤野三山や八剣山、札幌岳方面、目の前には神威岳や烏帽子岳、さらに遠く手稲山も見える。私の注目ポイントは無意根山だ。それはまるで紅葉に縁取られた額縁の中にあるかのようにも見える。今年も色鮮やかな紅葉の奥に見る事ができた。ほどなく小天狗岳山頂に立った。 |
眼下にさっぽろ湖 |
藤野三山、八剣山方面 |
烏帽子岳と神威岳 |
右奥に札幌岳 |
紅葉の奥に無意根山 |
後続のご夫婦と入れ替わるようにすぐに下山を開始した。もう一度秋色をゆっくりと楽しみながら・・・上部では赤色系が比較的多い~そんな中にコシアブラの透き通るような淡い黄葉が清楚な彩りで際立つ。登りの時に注目していた鮮やかな紅葉ポイントへ、ちょうど陽が陰ったのでザックを下して待つことにした。山頂で出会ったご夫婦が下りて来た。「ほんと綺麗ですよね」そんな言葉を交わしながら・・・再び陽射しが降り注がれ~一段と鮮やかになった彩りにカメラを向ける。 もっと大勢の人達で混み合うかなと思っていたのだが~まだ比較的時間が早いせいか?静かな登山道。ザックを担ぎまたゆっくりと下って行く。11時ちょうど登山口に戻った。さすがにこの時間になると駐車場はほぼ満車状態の賑わいをみせていた。ダム周辺の紅葉狩りを楽しむ人達を横目に帰路についた。 |
コシアブラの透き通るような淡い黄葉 |
ダム下園地を見下ろして |
【歩行距離 4.1km 延行動時間 2時間20分】 |
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