なだらかな稜線歩きが続く。木々に囲まれてはいるものの明るい林内と言った感じだ。さて、稜線上で見られた花々をもう少し。キンポウゲ科の多年草であるカラマツソウがまだ咲いていた。他では~樹木の花々が続く。低木のマルバシモツケとイソツツジだ。さらに~スイカズラ科の低木チシマヒョウタンボクはほぼ終盤、入れ替わるようにベニバナヒョウタンボクが咲き始めていた。 |
木々に囲まれた明るい稜線を行く |
カラマツソウ |
マルバシモツケ |
イソツツジ |
チシマヒョウタンボク |
ベニバナヒョウタンボク |
なだらかな稜線歩きも、木々の切れ間から白雲山方面の展望が開けると山頂は近い。静かな山頂に立ってザックを下した。汗を拭い水分補給をしながら大休止。山頂から奥に続く踏み跡を少し辿ると~やや霞んではいたものの眼下に広大な十勝平野が広がった。この光景を目にすると誰しも「これぞ北海道だっ」と感じるに違いない。 |
木々の切れ間から白雲山方面を見る |
眼下に広がる十勝平野 |
やや大ぶりのミヤマオダマキやここでは初めて見たシロスミレにカメラを向ける。頂上での静けさを満喫して私達が下り始めると~次々と登って来る人達が続いた。「こんにちは」「山頂までまだかかりますか?」「もうすぐですよ」・・・更に下っていよいよ急斜面、登って来た男性が苦しそうに言う。「あと何分くらいでしょうか?」、そう聞きたくなる気持ちがわかるような気がする。見下ろす斜面はあまりに急なのだ。慎重に、足場を確認しながら下って行く。 登山口に下り立って札幌への長い長い帰路に着く・・・こうして~山登りと山野草観察、そしてひょっこりと出て来てくれたナキウサギに癒された遠征を終えた。 |
ミヤマオダマキ |
シロスミレ |
ひょっこり出て来てくれたナキウサギ |
コースタイムは参考になりませんので省略します |
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