岩峰を過ぎると、前方に大きく聳える山頂部を見る。初めてこの山に登った時にはその堂々とした姿に圧倒されたものだ。「あれを登るのかい」そんな気持ちになるのだが見た目よりもずっと近いので心配することは無い。 1062mポコ手前の裸地で休憩だ。これから始まる急な尾根の登りを前にして一旦小休止する人が多い。私達もザックを下して汗を拭い水分補給。登り始めは心地よい気温であったが、陽射しが降り注ぐ尾根はさすがに気温もあがってきたようである。この日は平日ではあったが多くの登山者が訪れていた。短時間に登れて花も楽しめて展望も良い~そんな人気の山なのである。「さあ、行こうか」頂上に向かって急な尾根を登って行く。標高差約300m弱、一歩一歩ゆっくりと慎重に登って行く。 そんな登山道脇には咲き始めたばかりの花々が続いた。チシマフウロ、ハクサンチドリ、カラマツソウ。これからもっと見事に輝きを見せることになるのだろう。 |
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前方に大きく聳える山頂部に圧倒される |
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頂上に向かって急な尾根を登って行く |
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チシマフウロ |
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ミネヤナギ |
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急登に耐えかねて立ち止まり、息を整えて~~~広がる展望に視線を向けた。来馬岳がとても近くに見えて奥には室蘭岳が端正な姿を見せていた。「おおっ、見えてるぞ」先を進むグループの方々の声が聞こえて来た。指差す先には雲の上に羊蹄山が顔を出していた。「綺麗ねぇ~」やはりこの周辺の山登りで羊蹄山の存在感は大きい。 「もう少しだぞっ」そんな声があちこちから聞こえて来る。「あっ、ミヤマダイコンソウが咲いてるよ」、久しぶりに見る花に辛さも忘れてカメラを向けた。10時45分、辛い登りに耐えながらやっとオロフレ山の頂上に立った。 |
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![]() 左手前に来馬岳、後方右に室蘭岳 |
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雲の上に顔を出していた羊蹄山 |
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もう一息 |
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ミヤマダイコンソウ |
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頂上は大勢の人達で賑わっていた。この時点でざっと20名ほどは居ただろうか。私達もザックを下して大休止?でも次から次へと登って来る人達の姿が見えて来る。頂上は笹に囲まれていて展望的にはやや辛い。ちょっと軽食を頬張り水分補給してすぐに下山を開始した。 前方に来馬岳を見ながら急な尾根を一気に下って行く。「こんにちは~」「どうぞ、ゆっくりでいいですよ」「ありがとうございます」そんな言葉を交わしながら登って来る人達とすれ違う。上空に流れる雲で強い陽射しは遮られてきた。花の撮影には最適の状況である。私はニンマリと微笑みながら上りのおさらいをするかのように花々にカメラを向けた。なだらかに山裾を広げる加車山とその右奥に小さく倶多楽湖が少しだけ見えていた。 12時40分、登山口に到着。やわらかな日差しと弱い風が何とも言えず心地良い。「お疲れ~」そう言いながら私達は装備を解いた。 |
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来馬岳を見ながら下山開始 |
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急な尾根を下って行く |
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イワカガミ | ||
![]() なだらかに山裾を広げる加車山の右奥に倶多楽湖が少しだけ見えて |
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コースタイム(含休憩時間) 登山口 08:55 山頂 10:45-11:00 登山口 12:40 |
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