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| 岩尾根を登り始めてほどなくして~5合目からクマよけの鐘の音が聞こえた。今回の山行でやっと人の気配を感じた。下から登って来る人が居ると言うことは何となくほっとする。それにしても風が強かった~花の撮影も大変である。風が止んで花が静止する瞬間をファインダーを覗いたままジッと待つのだから。 強風に耐えながらゆっくりと登って行く。振り返ると暗い雲の下に広がる海岸線、目を移せば幌満側の尾根方面から次々と勢いよく怪しい雲が流れてくる。  | 
    
7合目に向かって登って行く  | 
    
暗い雲の下に広がる海岸線  | 
    
怪しい雲が勢いよく流れて  | 
    
| 5合目からの岩尾根では咲き始めたアポイアズマギクや、やや終盤気味のアポイタチツボスミレが見られた。サマニユキワリと共にこれからはもっと上部でその輝きを見られることだろう。 1合目で見られたエゾオオサクラソウ、この日も見事な彩りで咲き誇っていた。草丈がある花だけにその存在感(重量感)がたまらない。一株のミヤマエンレイソウがそのエゾオオサクラソウを太刀持ちにするかのように咲いていた。  | 
    
| アポイアズマギク | 
アポイタチツボスミレ(おばさん撮影)  | 
    
| アポイタチツボスミレ | 
| エゾオオサクラソウ | 
エゾオオサクラソウを太刀持ちにするかのようにミヤマエンレイソウが・・・  | 
    
| 先行していた人達が下りて来た。すれ違うたびに異口同音に「凄い風ですよ」「雨がポツポツきて」「花はあまり・・・」。追い打ちをかけるように~下りて来たご夫婦が心配そうに言う。「凄い風ですから、気を付けて」。さすがにここまで言われるともう一気に登高意欲が萎んで来る。さらに7合目を過ぎた付近で~「あっ、雨じゃない?」私達は何のためらいも無く撤退を決めた。咲く花々に後ろ髪をひかれながらも・・・ 眼下に暗い太平洋を見ながらゆっくりと下って行く。登って来る単独の男性が2名ほど~「風が強いようなので、途中撤退です。気をつけて」挨拶を交わしながらすれ違う。上空には暗い(怪しい)雲が勢いよく流れ続けていた。  | 
    
眼下に暗い太平洋を見ながら下山開始  | 
    
勢いよく暗い(怪しい)雲が流れていた  | 
    
| 今回のコースタイムは参考になりませんので省略します。 | 
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