苔むした登山道から背の高い笹の刈り分け路へ~斜度も増してさすがにちょっと足取りが重くなる。やっと旧道との合流地点に到着してザックを下した。汗を拭い水分補給だ。すぐ後に荒い息遣いで登って来た人もその場に座り込む。明るくてちょっとしたスペースもあるので、これから頂上へ向かう前の休憩ポイントでもある。 「行こうか」最近の私達はスローペースではあるが、休憩はほぼ小休止である。タップリ休んでしまうと次の一歩が辛い。美しいダカカンバの緑に包まれて~ちょっとぬかるんだ足元、転がる大小の岩等を避けながら進んで行く。ほぼ直線的に~そして小さくジグを切り、更に大きくジグを切って9合目の見晴台へ。低木帯を過ぎると頂上は近い。 |
7合目へ |
ダケカンバの緑に囲まれながら |
低木帯を抜けると頂上は近い |
【徳舜瞥山に咲く花 その3】 キンポウゲ科のミツバオウレンはちょうど見頃だった。最初の二枚の画像は登りの時の撮影でちょっと朝露が残っていた。最後の一枚は下山時の撮影である。「あっ、クロツリバナがあるよっ」下山時におばさんが見つけた。落葉低木のクロツリバナ、花がちょうど良い感じで咲いていたが~撮影は困難を極めた?。長い柄にぶらさがる花は弱い風でも揺れるし、おまけに時折木漏れ日を受けるのだから、シャッターチャンスは少ない。じっと待って「それっ」とシャッターを押した。 |
ミツバオウレン |
クロツリバナ |
低木帯を抜けて一気に岩場の頂上に躍り出る、10時30分。目の前にホロホロ山が見える。雲の流れでやや日射しを塞がれてはいたものの、その存在感は何度見ても素晴らしい。そのホロホロ山に向かって縦走路を下って行く人達も多い。往復1時間ほどの道のりだから時間的にはまだ十分余裕はあったが、私達はザックを下して頂上周辺の花々を楽しんだ。 【徳舜瞥山に咲く花 その4】 少ないながらも咲いていたキバナシャクナゲ、もう少しで咲きだしそうなイワベンケイ。ミヤマアズマギクは咲き始め、圧巻だったのは周辺の岩場を埋め尽くす満開のミヤマキンバイだった。 |
岩場の頂上に躍り出る |
縦走路分岐からホロホロ山を見る |
頂上からホロホロ山を見る |
ミネヤナギ |
キバナシャクナゲ |
イワベンケイ |
ミヤマキンバイ |
ミヤマアズマギク |
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