笹が刈り払われた平坦な頂上では多くの人達が寛いでいた。私達もその輪の中に入りザックを下して汗を拭う。一息ついておもむろに立ち上がり頂上からの展望に目を移す。笹の背がやや高くて「眼下に広がる」とは言えないものの、周辺の山々のシルエットが飛び込んで来る。
「あの山は・・・、あっちは・・・」、久しぶりのオロフレ山は私達の方向感覚をマヒさせていたのかもしれない。やっとそれが徳舜瞥山とホロホロ山であり、奥に風不死岳や樽前山だと知って次々と山座同定を楽しむこととなった。遠く札幌近郊の山々、そして南側に視線を移して倶多楽湖方面を確認するのにそれほど時間を要しなかった。
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左に徳舜瞥山とホロホロ山、右奥に風不死岳と樽前山
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遠く札幌近郊の山々
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倶多楽湖方面
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ミミコウモリ
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アマニュウ?
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アキカラマツ
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ハクサンボウフウ?
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苦手な(種類の判別が難しいためでもあるのだが)セリ科の花やキク科のアザミ類、普段はあまり写さないのだが~とても美しかったのでカメラを向けた。ウメバチソウがちょうど見頃を迎えつつあった。エゾカワラナデシコ(変種タカネナデシコ)が少しだけまだ咲いていた。
連なる室蘭岳周辺の山々、その奥には遠く駒ヶ岳も見えていた。洞爺湖周辺に目を移しながらゆっくりと下って行く。目の前に聳える来馬岳を見て~急な尾根を慎重に一歩一歩~「こんにちは」「どうも、もうすぐですよ」次から次へと登って来る人達が続く。
標高差約300mほどで素晴らしい展望と咲く花々を楽しめた8年ぶりのオロフレ山、きっとまた来年も訪れることになるだろう。
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チシマアザミ?
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ウメバチソウ
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エゾカワラナデシコ(変種タカネナデシコ)
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ヤマハハコ
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室蘭岳の奥に駒ヶ岳が見えて
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右に洞爺湖方面
画像クリックで幅1024ピクセルのパノラマ画像表示
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左にニセコアンヌプリ、中央に羊蹄山、右手前に尻別岳
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来馬岳を見ながら下って行く
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今回のコースタイムは省略します。下記は2008年6月に登った時のコースタイムです。
コースタイム(含休憩&写真撮影時間)
登山口 06:50 山頂 08:15-08:40 登山口 09:45 (登り:1時間25分 下り:1時間05分) |