「わぁ~綺麗だね」おばさんが叫ぶ。登山道の右側の切れ落ちた急斜面にイブキジャコウソウが咲き乱れていた。もちろんとても近寄れる場所では無い。この雪崩斜面に四季折々に咲く花々が、この山での花模様を一段と際立たせる。それ故に、私はいつも望遠レンズを持参して登っている。今回もレンズを替えてファインダーを覗きこむ。ひとつひとつの花と言うよりも、全体の景色としての彩りが楽しめるところでもある。
急斜面の階段登りを終えて~傾斜が緩んで来ると頂上は近い。ひと登りで神居尻山の頂上に立った、10時10分。登山口からゆっくりペースで2時間45分だった。
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雪崩斜面に咲くイブキジャコウソウ (望遠で) |
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モイワシャジン
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エゾユズリハの果実
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傾斜が緩んで来ると頂上は近い
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頂上では数名の方々が寛いでいた。私達はその先のもうひとつのピークまで進んでベンチに腰を下した。ザックを下して汗を拭い、水分補給をして軽食を頬張る。少し下った位置に小さく見えている避難小屋とAコースへと下る登山道が続く。稜線上をそのまま進むと、かってはピンネシリへの縦走路であったが、ここは閉鎖されて久しくすっかり廃道となってしまったようだ。
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増毛山地
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稜線の奥にピンネシリを見る
画像クリックで幅1024ピクセルのパノラマ画像表示
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切れ落ちた斜面に咲いていたタカネナデシコ (望遠で)
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登山道脇に咲いていたタカネナデシコ
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マルバキンレイカを望遠で |
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再び頂上へ戻ると、なんと誰も居なかった。「山の日なのに~」と合点がいかないままに急な階段を下って行くと・・・次から次へと登って来る人達が続いた。「やっぱり人気の山だなぁ」と一人相槌をうちながら、私は花々の写真の撮りなおしだ。
842mピークでは数人の方々が休んでいた。私達はそのままCコースへと下って行く。今度は30名以上の方々が登って来た。「どうぞ~」「どうも」お互いに譲り合いながら挨拶を交わす。樹林帯に入るとアブが纏わりつき始めた。最初はほとんど無視していたのだが、あまりの執拗さにおばさんは私が持参している撮影用の白いパラソルをさした。登山口まで延々とアブとの格闘?は続いたのである。
12時5分、Cコース登山口に到着。ここまで車が入れるようになっていた。私達はここから連絡路を900mほど歩いてBコースの駐車場へ。朝は閑散としていたのだが、ほぼ満車状態になっていた。
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下山開始
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急な階段を下って行く
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Cコースへ
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コースタイム(含休憩時間)
Bコース登山口 07:25 707m尾根 08:25-08:35 842mピーク 09:10-09:25 頂上 10:10-10:35 842mピーク 11:00 Cコース登山口12:05 Bコース駐車場 12:20 |