今年も北大雪の平山に登ろうと思い、山の花紀行のyamazさんに連絡すると、すぐに同行するとの返事をいただいた。今回はakamさんも含めて4名の山行である。このところ不安定な天気が続いていたが、この地域では午前中は晴れ間の出そうだった。2016年7月31日早朝、平山の登山口駐車場に到着。先行車は2台で既にスタートしていた。登山口の横には先日ニセイカウシュッペ山の登山口でも見た「アンギラス方面への登山道は無い」ことへの標識があった。 私達は早速装備を整えて樹林帯に入って行く、6時05分。上空は青空、風は無い。暗い林床の登山道脇で早速アリドオシランを見るが、シャッター速度が上がらずに難儀しながらの撮影となった。コバイノイチヤクソウ、エゾノレイジンソウ、そして大雪山系では良くみかけるラン科のミヤマチドリと予定通り?の花々の登場だ。 |
登山口 |
樹林帯を進んで行く |
橋を渡り |
アリドオシラン |
コバノイチヤクソウ |
エゾノレイジンソウ |
ミヤマチドリ |
オオバミゾホオズキ |
沢を渡り~見上げる行雲の滝とその水の流れが美しい。沢沿いにどんどん高度を上げて~登山口から40分ほどで冷涼ノ滝に到着だ。目の前の滝に涼を感じる筈なのだが・・・額からはしっかりと汗が噴き出していた。汗を拭いながらザックを下して涼をとる。 この山には2011年からは昨年を除いて過去3回連続で登っている。いずれもほぼ同時期にyamazさん達との山行であった。その前にも私達だけで4回登っているから、今回は8度目の訪問となる。沢沿いの登りと次々に現れる滝、そして稜線に広がる展望と咲く花々が私達を魅了する。 誰からともなくザックを担ぎ上げ、小休止の終わりの合図だ。ここまではほぼyamazさんが先頭だったので、今度は自分がと先に登り始めた。しかしそんな時間は長くは続かなかった。咲く花々との出会いがすぐに私を最後尾にしてしまう。 |
沢を渡って |
行雲ノ滝 |
冷涼ノ滝 |
ヒロハツリバナの果実 |
咲き始めたばかりのミヤマホツツジ |
ミヤマアキノキリンソウ |
ハイオトギリ |
マルバシモツケ |
やがてオニシモツケの群生に目を奪われる~その奥には滝も見えていて美しいポイントでもある。登山道脇ではあちこちで小さな沢水が流れ出し、フキユキノシタやエゾクロクモソウ、ミヤマアカバナなどが咲いていて目を楽しませてくれる。しかしこれらの花々はどれもとても小さくて~ファインダーを覗いてマニュアルでピントを合わせて、息を止めての連続だ。流れ落ちる汗は沢の冷気を受け止めるまでとはならない。 この周辺ではハクセンナズナも多く見かけるが、全体的にはほぼ終盤であった。その中からまだ綺麗に咲いている花を探してカメラを向ける。あずき色のがく片が目立つ花だが、それがほぼ緑色の状態で咲いているものもあった。 |
オニシモツケ |
エゾノヨツバムグラ |
フキユキノシタ |
エゾクロクモソウ |
ミヤマアカバナ |
ハクセンナズナ |
がく片がほぼ緑色のタイプもあった |
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