外輪山を東山ピークに向かって登って行く。それにしても~暑い、ちょっと立ち止まり上空を見上げた。流れる雲が多い状況ではあったが、広がる展望は隠すものの、日射しを遮るほどでもなさそうだ。汗が噴き出して来るのを感じながらたまらずにザックを下した、「休憩~」「水分補給しよう~!」。冷たいジュースを飲み干して~干し梅を頬張る。汗を拭い再び立ち上がって登り始めた。 11時40分、東山ピークに立った~7合目ヒュッテをスタートしてから3時間10分が経過していた。ガスに包まれて展望は無し。この付近は虫が多いせいか休んでいる人の姿は無かった。 |
溶岩ドーム |
火口原を見下ろす(左に溶岩ドーム、右に小さく932mピーク) |
私達も東山ピークは休むこと無く通過、火口原への斜面を埋め尽くすイワブクロとウラジロタデを見ながら下って行く。西山への分岐地点では大勢の人達が休憩していた。そのほとんどは7合目の登山口から真っ直ぐに登って来た人達だろう。 樽前山の山腹を一気に下って行く。「わぁ~凄いわね、これなんかまだまだ旬よ!」おばさんが驚きながら叫ぶ。今回のレポートで何度も出て来る花のタルマイソウだ。「これでもか、これは撮らないのか」とでも言わんばかりに周辺を埋め尽くす。たまらずに?しゃがみ込みカメラを向ける。 「モウセンゴケ」、これもあちこちで沢山見られた。これほど多くのモウセンゴケを山域で見たのは初めてだった。しかもちょうど花が咲き始めていたのである。小さな花だけに撮影には苦労するが、、、何度も「エイッ」とシャッターを押す事になった。何とか1枚くらいは・・・と願望をこめながら。 眼下に支笏湖が見えて来た。滑りやすい砂れきの登山道、長い階段に難儀しながら展望台に到着。ここからはほどなく駐車場なのだが、ベンチに腰を下して昼食タイム。登って来たファミリーが支笏湖を背景に記念写真を撮っていた。その睦まじさに~「シャッター押しましょうか」と立ち上がる、「あっ、ありがとうございます」。デジカメの液晶ディスプレイに幸せそうな家族の姿があった。 12時50分、駐車場に到着。歩行時間4時間20分、歩行距離約6.5kmの樽前山麓花散歩を終えた。 |
7合目ヒュッテに向かって山腹を下って行く |
タルマイソウ |
モウセンゴケ |
眼下に支笏湖を見て |
コースタイムは省略します |
登山ものがたりへ | HOME |