午前9時45分、三段山の山頂に到着。登り始めてから2時間10分だった。7名ほどの人達が寛いでいた。「あっ、あれこれさんですよね、北海道あれこれの」「えっ、ハイ」と答えると「わ~い」と皆さんに拍手され・・・「恥ずかしいですから」と照れ笑いする。「やっぱりそうでしたか。いつも見てますよ。楽しませていただいています」「ありがとうございます、どちらから来られたのですか?」、「私達は小樽」「帯広です」「私達は旭川です」、「そうですか、何かのグループで?」「いえいえ、皆別々に登って来たんですよ」。 てっきり何かのグループに見えたのだが、なんと皆さん別々だったとは・・・それほど打ち解けて寛いでいたのである。これもまた山での出会いの楽しさだろう。山談義、花談義に話しが弾んだ。それぞれ下山を始め、残った方が旭川から来られたご夫妻で、なんと昨年の私達のレポートを見て登って来たと言う。この山の紅葉と静けさをすっかり気に入っていただいたようだ。うれしい限りである。 さて、山頂からの眺望は~安政火口越しに大きな山容の富良野岳、そして三峰山から上ホロカメットク山へと続き~目の前には大砲岩が迫り~その奥に十勝岳を見る。 |
安政火口と富良野岳 |
十勝岳と大砲岩 |
上ホロカメットク山、上富良野岳、三峰山 |
三峰山と富良野岳 |
すっかり打ち解けた旭川のTさんご夫妻に別れを告げて、私達は下山を開始した。登りではちょっと逆光気味の光景も~下りでは順光になったりして、紅葉もまたその美しさが変わる。もう一度、その輝きをしっかりと受けとめてファインダーを覗く~「紅葉と十勝岳 その3」である。眼下に富良野盆地を見ながらどんどん下って行く。 「こんにちは~」まだまだ登って来る人達とすれ違うが、表大雪のような賑わいは無い。展望台で10分ほど休憩、水分補給しながら眼下に広がる展望を見る。「良い山だよね~」「来年も紅葉を楽しみに来たいわね」早くも来年のスケジュールがひとつ決まったようである。午前11時50分、白銀荘キャンプ場に到着した。 |
紅葉と十勝岳 その3 |
コースタイム(含休憩時間) キャンプ場 07:35 標高約1360m付近 08:30-08:40 展望台?(標高約1480m付近) 09:00 山頂 09:45 山頂 10:20 展望台 10:45-10:55 キャンプ場 11:50 |
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