高度が上がるにつれて、時折ポツポツと雨を感じるようになった。しかしそれは天気の急変を告げるようなものでは無く~かえって涼しさを感じる程度のものだった。風はほとんど無いから、これで日射しを受けたら相当気温が上がることだろう。前方にアポイ岳の山頂部を見て~振り返ると眼下に様似町の海岸線を見て~尾根を登り切って主稜線に出ると馬の背だ。 ハイマツの前にキンロバイが大きな塊をなしていたが、花はもうほとんど終盤だった。目の前には吉田岳とその奥にピンネシリが見えている。遠くに見える筈の日高山脈は雲に包まれたままであった。 |
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前方にアポイ岳山頂部を見て |
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振り返ると眼下には様似町の海岸線が |
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もう終盤だったキンロバイ |
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吉田岳と奥にピンネシリ |
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「さぁ、休憩だ」と言ってザックを下すのだが~「あっ、ほらあそこに」とおばさんが指を差し~「いやいや、こっちにも」と私はカメラを向けるわけであり~ほとんど休まないままに「さあ、行こうか」と再びザックを担ぎあげる。 いよいよ、アポイ岳山頂部に向かっての花歩き(登り)が始まる。オヤマソバ、ハクサンシャジンが咲き~チャボヤマハギを見つけてカメラを向ける。まだ咲き残っていたアポイマンテマに感謝しつつ・・・遠くのダイモンジソウをおばさんが望遠で狙う。ここで見られるダイモンジソウは花弁が円いタイプでとても可愛い。「おっ、これはアポタチだよっ」なんとこの時期にアポイタチツボスミレが咲いていた。 |
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オヤマソバ | ||
ハクサンシャジン |
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チャボヤマハギ(おばさん撮影) |
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アポイマンテマ |
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ダイモンジソウ(おばさん撮影) |
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ここは花弁が円いタイプのダイモンジソウ |
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