真っ白な山頂部がどんどんと近づいて来る、大きく張り出した雪庇に圧倒されそうな気持を抱きながら〜一歩一歩登って行く。山頂の奥からは雲が湧きあがるように流れていた。
木々のある斜面に回り込んで登ろうと進んで行くが、、、ワカンが雪面に対して滑り気味となり滑落の危険を感じたため、少し戻って雪庇上を慎重に登って行く。ワカンの刃が小気味よく雪面をとらえた。
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雪庇の張り出す山頂へ向かって
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「あっ、亀裂じゃない?」、おばさんが叫んだ。木々の根元や雪面の所々に小さな亀裂が走っていた。中を覗いてみるとかなり深い亀裂もある。雪庇事体は安定しているようだったので、私が先頭になり亀裂を交わすように雪庇上を慎重に通過、離れておばさんも続く。そのまま進んでオコタンペ山の山頂に立った、10時ちょうど。スタートしてから1時間55分だった。
さすがに少し風はあるものの、日差しの強さもあって寒さはほとんど感じない。「オコタン山」と書かれた山頂標識が木に打ち付けられていた。三等三角点【点名:大丹別】である。
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所々に亀裂が・・・ |

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もうすぐ山頂
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三等三角点【 点名:大丹別】
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「ついにやったねぇ〜」私達は山頂周辺に広がる展望に歓声を上げた。
眼下には氷結した真っ白なオコタンペ湖、そして湖を囲むように丹鳴岳、フレ岳、小漁岳が連なり〜ブルーの支笏湖と遠くホロホロ山と徳舜瞥山が霞む。小漁岳から漁岳へと連なる真っ白な山並みが一段と輝く・・・私はシャッターを押し続けた。
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オコタンペ湖の奥に丹鳴岳、フレ岳、小漁岳が連なる
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オコタンペ湖を見下ろす
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支笏湖をズームで
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ズームで手前に丹鳴岳、奥にホロホロ山と徳舜瞥山 (画像クリックで幅1024ピクセルのパノラマ画像が表示されます)
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左が小漁岳、右端に漁岳
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ひと通り写真撮影を終えて、私達はすぐに下山を開始した。恵庭岳と支笏湖、そして紋別岳やイチャンコッペ山を見ながら下る光景は爽快である。
一気にコル付近まで下って行くと、前方から単独の男性(スノーシュー)が登って来た。「やはり雪庇が凄いですね」「そうですね、去年よりも大きな気がします。山頂手前で亀裂が走っていましたので注意して下さい」「そうですか、ありがとうございます」。
コル付近で小休止、軽食を頬張り水分補給をして〜「さて出発」。ほどなく後方に単独の男性を見たが、どうやら880mピークから北東尾根に向かって下ったのか、追いつかれることは無かった。
「下りは楽しいわよね!」と言いながら尾根からの急斜面を下ってあっと言う間に道道に出た。途中で単独の男性がやって来た。「山頂部の雪庇はどうでしたか?」と聞かれ、雪庇の状態と亀裂についてお伝えする。「ありがとうございました、気を付けて行ってきます」、やはりこの山は山頂部の雪庇周辺が最大ポイントになるのだろう。
11時10分、ゲート前到着。久々の好天下の山行に満足感を抱きつつ帰路についた。
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恵庭岳と支笏湖を見ながら下山
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紋別岳、イチャンコッペ山を見ながら
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コースタイム(含休憩時間)
オコタン分岐ゲート前 08:05 尾根取付き地点 08:40 山頂 10:00 途中休憩(15分) オコタン分岐ゲート前 11:10 |