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午前9時15分、イワオヌプリ山頂に立った。南側にはやや雲が漂っているものの、その他の視界は良好だ。ザックを下して大休止、軽食を頬張りながら無意根山周辺を山座同定する。無意根山、中岳、並河岳、喜茂別岳、、、もっと右には更に小さく漁岳だろうか。もちろん目の前には大きくニセコアンヌプリが鎮座し~山肌を刻む登山道も見えているが、やや逆光となるのが残念だ。

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無意根山周辺の山々  右奥に連なる山々は漁岳周辺のようである

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無意根山、中岳、並河岳、喜茂別岳を少しだけズーム

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ニセコアンヌプリ

山頂では20分ほど休憩して、下山を開始した。眼下のクレータに向かうかのように、急な火山灰の稜線を下って行く。微かな踏み跡と所々の岩にペンキで書かれた矢印に導かれて進む。遮るものの無い火山灰地の稜線、、、この山に来るたびに思うのだが、ここでガスに巻かれると本当に怖いと思う。

クレーターの縁からイワオヌプリ分岐に向かって下る。ニトヌプリの山肌に電光を切って刻まれた登山道が目に飛び込んで来る。小イワオヌプリの山肌を埋める秋色もちょっとくすんだ印象だ。紅葉真っ盛りの頃には本当に綺麗なところでもあるのだが・・・

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稜線を下る

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ニトヌプリを見ながら  右下に見えるのがクレーター

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イワオヌプリ分岐に向かって下る

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ニトヌプリ

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小イワオヌプリ
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イワオヌプリ分岐から大沼方面へ進み、ニトヌプリとのコルに向かって少し下ることにした。火山灰の急な斜面に張られているロープを補助にしてゆっくりと下って行く。ここは落石にも十分な注意が必要なところでもある。

そのコル付近であるが、一面をマルバシモツケの紅葉が彩る。鮮やかな赤色では無いものの、緑のハイマツと白っぽい岩石が点在していてとても綺麗なところだ。見上げる小イワオヌプリの斜面がもう少し色づいていれば・・・と思いながらファインダーを覗いた。

10時55分、駐車場に到着。遊歩道脇から見る紅葉は・・・秋の陽射しをいっぱいに受けて輝いていた。「このあたりが一番かも?」そう思いながら車に乗り込んだ。

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小イワオヌプリとニトヌプリのコル付近を彩るマルバシモツケの紅葉
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遊歩道周辺の彩り
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コースタイムは省略します

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