蓬莱山が近づくにつれて真っ白な輝きが一段と増して、まるで銀世界に吸い込まれるような感覚に陥りそうだ。 蓬莱山直下の稜線上に出た、さすがに少し風も出て来た。幌滝山方面は雲に包まれていて全く見えない。「どうする?」、、、「そうだな〜蓬莱山に登ってちょっと様子見にしようか」 展望の無い蓬莱山山頂で小休止、上空の雲の流れは速い。一瞬広がる青空もすぐに雲に覆われてしまう。「駄目かな?」風はそこそこあるものの、視界を遮るほどの降雪でも無い。幌滝山まで残り2.6kmほど、行けない行程では無い。しかし、周辺の展望が全く望めそうにも無かった。 |
銀世界に吸い込まれるかのように・・・ |
蓬莱山へ |
ピークを踏むだけならやっぱり私達にはつまらない。「ここで止めよう」そう決断した時だった。青空が広がって一気に周辺が輝きだした。「凄い〜綺麗よ〜」「ヨシッ、行こう」、おばさんは青空が広がって来る稜線を歩き始めた。「最高だぁ〜」私はそう叫びながらシャッターを押す。 しかし、そんな時間は長くは続かなかった。あっと言う間にまた雲に覆われてしまったのである、しかも少し雪も降り始めた。「なんじゃこりゃ、やめよう」「そうね、これじゃあねぇ」 私達はあっさりと方向転換、大きなモンスターを横目に下って行く。「まあ足慣らしと言うことで」「そうね、それにこれだけ綺麗な樹氷を見られたんだから」自分達にそう言い聞かせながら今シーズン最初の山スキー行を終えた。 |
一瞬広がる青空に・・・ |
モンスターに囲まれながら下山 |
コースタイム(含む休憩&散策時間) 駐車地点 08:55 蓬莱山 09:45-10:05 途中散策 駐車地点 10:40 |
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